[初めてのスピーカー交換]初心者必見! フォーカルのエントリーモデルで高品質サウンドを手に入れよう

フォーカル・PS 165 FE
フォーカル・PS 165 FE全 3 枚

スピーカーを換えてみたいと思いながらも実行に移せないでいるドライバーに向けて、「初めてのスピーカー交換」の実践手順や製品選びのポイント等を解説してきた当特集。現在は、ビギナーにお薦めのモデルを紹介している。

◆「フォーカル」は、10万円以下のモデルも多彩に用意!

今回は、フランス発の世界的なスピーカーブランド、「フォーカル」の実力モデルを紹介していく。なお同社は、カースピーカーのみならずホーム用スピーカーも含めて上級機から入門機までを幅広くリリースしている。

カースピーカーにおいては、マニア垂涎のスペシャル機『Utopia Be ULTIMA(ユートピア ビー ウルティマ)』を頂点として、車種専用モデルも含めて計7ラインを擁している。ちなみに『Utopia Be ULTIMA』は、ツイーター、ミッドウーファー、サブウーファーの3ウェイコンポーネントキットで、その税抜価格はジャスト200万円。正真正銘のスーパーハイエンドモデルだ。

その一方で「フォーカル」は、エントリーからミドルまでの製品もかなり手厚くラインナップしている。そしてそれらからも、トップエンド機にて再現される「フォーカル」ならではのサウンドのエッセンスが醸し出される。

では、どのようなモデルがあるのかを具体的に見ていこう。車種専用モデル以外での最エントリーラインとしては、『カスタムフィットモデル』を用意する。

なお当シリーズには単体DSPやパワーアンプ、パワードサブウーファーまでもが居並ぶが、その中でスピーカーは2機種ある。1つが16.5cm2ウェイコンポーネントキットで、もう1機種が17cm2ウェイコンポーネントキットだ(ともに税抜価格は4万4000円)。で、これらはともに一般的な最エントリー機と比して倍以上の価格帯に身を置くだけに、ユーザーに確かな満足感を与えてくれる。「フォーカル」らしい豊かで艶やかなサウンドを楽しめる。

フォーカル・PS 165 FXEフォーカル・PS 165 FXE

◆新技術が採用されたニューモデルが昨年、堂々登場!

また「フォーカル」はその1つ上のラインとして、昨年新たなモデルを投入している。シリーズ名は『SLATEFIBER(スレートファイバー)』だ。ちなみに同社のカースピーカーは各ラインごとで振動板素材が異なるが、この新シリーズでは独自開発された新素材「SLATEFIBER」が採用されている。なおこれは、再生炭素繊維によるカーボンコンポジット技術が応用されて作られていて、シンプルな単層構造でありながらも上級シリーズのWサンドウィッチ構造(3層)に迫る優れた特性を発揮する。

で、同ラインは現在、2モデル編成だ。16.5cm2ウェイコンポーネントキット(税抜価格:4万5000円)と16.5cm2ウェイコアキシャルキット(税抜価格:4万円)とが顔を揃える。

そしてその1グレード上には、さらに魅力的なモデル群を持つ。『FLAX EVO(フラックス エボ』シリーズがそれだ。ちなみに当シリーズにも「フォーカル」が独自開発したスペシャル素材が振動板に使われている。フランス特産の「麻(フラックス)」をコア材に使用し、Wサンドウィッチコーンが形成されている。結果、音楽ジャンルを選ばないニュートラルで現代的な音調と、ピュアな中高音、パワフルな低音が紡ぎ出される。

フォーカル・PS 165 FSEフォーカル・PS 165 FSE

◆『FLAX EVO』シリーズには、インストール性の高いモデルもラインナップ!

なお『FLAX EVO』シリーズからは、ラインナップがぐっと増える。当シリーズは、計10機種にて構成されている。内訳は以下のとおりだ。16.5cm2ウェイコアキシャルキットが1モデル、13cm2ウェイコンポーネントキットが1モデル、そして16.5cm2ウェイコンポーネントキットが3モデル、さらには16.5cm3ウェイコンポーネントキットが1モデル、加えてサブウーファーも4モデル用意されている。

気になる価格だが、3機種ある16.5cm2ウェイコンポーネントキットのうちの最廉価モデル『PS 165 FE』が5万5000円(税抜)で、最上位機『PS 165 FXE』が7万5000円(税抜)となっている。エントリースピーカーとしては安くはないが、しかし有名ブランドの3番目のシリーズであることを考えると、至ってリーズナブルだ。それでいて音質性能は間違いない。ここまで背伸びができれば、得られる満足度も相当に高まる。

ただこれら2機種は、ミッドウーファーの取り付け奥行き寸法がやや長めだ。前者で72.7mm、後者では77mmあるので、ドア内部のクリアランスが少な目な車種では内張りパネル内に収めるのが難しくなる場合もあるだろう。

そのようなケースでは、『PS 165 FSE』を選ぼう。当機はミッドウーファーが薄く、取り付け奥行き寸法は54.5mmに抑えられている。このサイズなら、多くの車種で内張りパネル内に収まるはずだ。

今回は以上だ。次回も「初めてのスピーカー」としてお薦めなモデルを紹介していく。乞うご期待。

《太田祥三》

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