BMWの新型EVセダン『i5』にアートカー、AI生成のアニメーションを車体に投影

プロジェクションマッピングによって刻々と変化するアニメーション

1回の充電での航続は最大582km

バッテリー容量の8割を30分で充電可能

BMW i5 のアートカー(アートバーゼル2023)
BMW i5 のアートカー(アートバーゼル2023)全 10 枚

BMWグループ(BMW Group)は6月15~18日、スイスで開催された世界最大級のアートフェア「アートバーゼル2023」において、新型EVセダン『i5』のアートカーを初公開した。

写真:BMW i5 のアートカー(アートバーゼル2023)

◆プロジェクションマッピングによって刻々と変化するアニメーション

BMW i5 のアートカー(アートバーゼル2023)BMW i5 のアートカー(アートバーゼル2023)

このアートカーは、アートバーゼル2023の企画展「The Electric AI Canvas」で初公開された。i5の車体には、著名な現代アーチストの作品を集めたデータを学習したAI(人工知能)によって生み出されたアニメーションが、プロジェクションマッピングによって映し出された。このAIは、900年の美術の歴史における5万枚以上の画像を学習。AIは、古典芸術と現代芸術から学んだスタイルに基づいて、新しい抽象的なアニメーションを生成し、それをBMW i5の車体に投影した。

The Electric AI Canvasでは、エヌビディアのAIアーキテクチャ「StyleGAN」を利用して、さまざまな芸術的スタイルを想起させ、抽象的に進化するアニメーションを生成した。StyleGANは、アート全般を表現するベースモデルを学んだ後、参加した現代アーチストの作品について、学習している。

これらのアニメーションは、BMW i5にプロジェクションマッピングされ、各アーチストの個性的なスタイルと美学によって変化するアート体験として、初公開された。アニメーションは鏡によって増幅・反射され、来場者は没入体験することができたという。

◆1回の充電での航続は最大582km

i5は、ミドルクラスセダンの『5シリーズセダン』新型のEVバージョンだ。i5の標準グレードが「eDrive40」で、リアアクスルに搭載された電気モーターが後輪を駆動する。モーターの最大出力は340hp、最大トルクは43.8kgmを引き出す。スポーツブーストまたはローンチコントロール作動時には、0~100km/h加速を6秒で駆け抜ける。最高速は193km/hに到達する。

省スペース型の高電圧バッテリーはアンダーボディに搭載され、蓄電容量は81.2kWhとした。1回の充電での航続は、最大582 km(WLTPサイクル)。効率的な電気モーターに加えて、最新版のアダプティブ・リキュペーション、室内や駆動部、高電圧バッテリーのヒートポンプ技術の組み合わせが、長い航続に貢献しているという。

また、「MAX RANGE」機能では、パワーと速度を制限し、快適機能を停止することで、航続を最大25%伸ばすことができるという。

◆バッテリー容量の8割を30分で充電可能

BMW i5の「コンバインド・チャージング・ユニット(CCU)」は、標準では最大11kW、オプションでは最大22kWの出力でAC(交流)充電が可能。高電圧バッテリーは、最大205kWの出力でDC(直流)充電できる。これにより、約30分でバッテリー容量の80%を充電することが可能だ。また、i5は、「プラグ&チャージ」機能を導入したBMWブランド初のモデル。これにより、アプリや充電カードを使用することなく、充電ステーションで車両を自動的に認証する。

フロントには、ツインヘッドライトと最新のBMWキドニーグリルを装着した。ほぼ垂直に配置されたLEDは、ウインカーとデイタイムランニングライトとして機能する。BMWキドニーグリルは、ワイドなデザイン。オプションで光るキドニーグリルの「BMWアイコニック・グロー」が選択できる。

Cピラーには、「5」の文字をエンボス加工した。ダイナミックに伸びたプロポーションが、力強いリアエンドへと続いていく。クロームストリップで仕切られたフラットなテールライトは、L字型とした。ボディサイズは、全長5060mm、全幅1900mm、全高1515mm、ホイールベース2995mm、としている。

《森脇稔》

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