レジャーで災害に備えるヤマハ発動機…東京国際消防防災展2023

ヤマハ・ウルヴァリンRMAX4 1000(東京国際消防防災展2023)
ヤマハ・ウルヴァリンRMAX4 1000(東京国際消防防災展2023)全 27 枚

ヤマハ発動機とグループ会社のヤマハモーターエンジニアリングは、東京ビッグサイトで開催された日本最大級の消防防災見本市「東京国際消防防災展2023」出展した。四輪バギーや救助艇を出品し、出展テーマは「PLAY SURVIVE 遊んで 備える」。

ヤマハ発動機の東京国際消防防災展への出展は今回が初めて。ヤマハ発動機は、防災ツール(資機材)の日常ユースをひろげることで、「平時に楽しみ、有事に役立つ」自主・コミュニティ防災のスタイルを提案する。

ヤマハ発動機によると、災害時に、備えていた機材が「動かなかった」「動かせなかった」というトラブルが少なくないそうだ。いざという時、必要なパフォーマンスを発揮させるためには、日常の暮らしの中で機材に親しむ機会をつくり、点検や整備、さらには正しく安全に操作するための知識やスキルを習得・習熟しておくことが大切、とヤマハ発動機はいう。

有明でヤマハ発動機は、消防向け次世代型電動アシストホースカーの体験や、煙の中での透過性に優れたLED投光器、さらに洪水・水難救助艇やROV(四輪バギー)、スポーツタイプの電動アシスト自転車(eBike)などを展示し、「平時に楽しみ、有事に役立つ」ヤマハ発動機らしい自主・地区防災のスタイルを提案した。

ヤマハ発動機(東京国際消防防災展2023)ヤマハ発動機(東京国際消防防災展2023)

●ヤマハ発動機の主な出展製品

ROV『ウルヴァリンRMAX4 1000』 (コンセプトモデル)……オフロードの走破性を追求した4人乗りの四輪バギー。北米市場ではROV(レクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル)として親しまれている製品だが、災害時や救難現場での活用の可能性を探るため、参考出品した。2気筒999ccの高トルク出力エンジンと、エンジン特性のモード切替機能を備える。

洪水・水難救助艇『RS-13』……水難現場における救助活動を目的としたボート。運用の現場から声を集め、救助や避難など目的に合わせた仕様の提案を経て、最適な機能・性能をパッケージしたという。全長約4mながら乗船定員は最大6名。操安性を考慮した運動性能や、船首からの乗降可能な開閉式フロントゲートの採用など、災害現場での現場対応力を追求した。開発中のコンセプトモデル。

電動アシストホースカー『X-QUICKER』(クロスクイッカー)……スロットル操作が不要な独自の制御システムで、パワフルかつ扱いやすさを実現した。大径タイヤなどの採用により、消防隊員の活動を迅速・確実・安心にサポートする。2024年4月発売予定。

可搬式投光器『X-BUSTER LED』(クロスバスター)……煙の中での透光性に優れたLED投光器。集光/拡散のモード選択ができ、片手操作が簡単なスイッチレイアウトになっている。4段カラビナフックなど、扱いやすく確実に活動するための機能を装備した。消防向け市販モデル。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る