大学自動車部員に聞いた! 若者にオススメの安くて「遊べる」クルマ3選

若者にオススメの遊べるクルマ
若者にオススメの遊べるクルマ全 16 枚

お金がなくてもクルマで遊びたい。それを実現する安くて遊べるクルマ探しに執念を燃やすのが、大学自動車部員だ。

若くてお金がない。しかし、遊べる車が欲しい。食費を削ってでもアルバイト代だけでクルマを維持する彼らは、独自の口コミネットワークでコストパフォーマンスの良いクルマ情報を共有する「安いクルマ探しの達人」とも言える。そこでレスポンスでは、大学自動車部員たちに、オススメの遊べるクルマを聞き取り調査した。

◆7万円で買った達人も!一番人気はスズキ『アルト』

4代目 スズキ アルト4代目 スズキ アルト

大学自動車部員が最もオススメしたいクルマはスズキアルト』だ。アルトは1979年にスズキが、運転のしやすさ、使い勝手のよさ、経済性の高さを兼ね備えた実用的な軽自動車として発売した。以降、スズキを代表する軽自動車だ。

大学自動車部員がアルトを支持する主な理由は、値段が安いことだ。お金の無い大学生にとって、値段が安いことは必須の要素だと言う。アルトは中古車相場が安く、中には7万円でアルトを買ったと言う大学自動車部員もいた。また、軽自動車のアルトは税金など維持費が安いことも大学自動車部員に支持される理由の一つだ。

これらの他にアルトが支持される理由として、運転の基本操作を学ぶことができ、自動車競技の入門に最適だと言う理由があった。ジムカーナやダートトライアルなどの自動車競技を行う大学自動車部員にとって、競技の練習ができることはクルマを選ぶ上で重要な要素だ。ローパワー車のアルトを速く走らせるにはロスの無い運転が求められるため、基礎的なドライビングテクニックを身につけるにはうってつけなのだそうだ。

◆スポーツ走行向きだが初心者も安心『スイフトスポーツ』

3代目 スズキ スイフトスポーツ3代目 スズキ スイフトスポーツ

次に大学自動車部員からの支持を得られたクルマは、同じくスズキの『スイフトスポーツ』だ。スイフトのスポーツモデルとして誕生したスイフトスポーツは、日本のみならず欧州を中心とした海外市場でも人気のコンパクトスポーツカーだ。

大学自動車部員がこのクルマを支持する最も大きな理由は、安さと走行性能を両立していることだ。その価格は、4代目となる現行型スイフトスポーツ(ZC33S)では200万円を切っており、中古車では20万円ほどから購入が可能となっている。走行性能では、軽量なボディから得られる速さとコーナリング性能が魅力的なのだと言う。現行型においては、2リットルクラスのスポーツカーと遜色ない性能を発揮してくれるとのことだ。

それ以外にも、初心者でも安全に運転できる良好な視界や、ゆとりのある後部座席も大きな魅力の一つだと言う。スポーツ走行から、日々の移動や友人との旅行など、幅広い用途で使用することができるスイフトスポーツは、大学生活を実りあるものにしたい大学自動車部員には欠かせないクルマだと言える。

◆入門から上級までこれ一台!トヨタ『86』

トヨタ 86 改良新型トヨタ 86 改良新型

ここまでFFコンパクト車の人気が高かったが、FR車も大学自動車部員には人気だ。トヨタ自動車が2012年に発売した小型FRスポーツ『86』は、直感ハンドリングFRをコンセプトに、「水平対向 D4-S」パワーユニットを世界で初めてフロントミッドシップに搭載し、登場した。

比較的新しいクルマである「86」は、大学自動車部員がクルマを選ぶ上での大切な要素である「値段の安さ」を持ち合わせていないように思える。それでも「86」が選ばれる理由は、長期的な目で見た上での選択なのだと言う。安くてもすぐに壊れてしまったり、直す際に部品が見つからないクルマを買うよりも、年式が古過ぎず、豊富にパーツが出ている「86」を買う方が長い目で見ればコストパフォーマンスは良いそうだ。

走りの面では、ジムカーナなどのグリップ走行から、タイヤを滑らせるドリフト走行まで、様々なモータースポーツを楽しむことができ、ドライバーを育ててくれるクルマとのことだ。このように多様な競技ユーザーが存在する「86」は、アフターパーツが多いことも大きな魅力となっている。

スズキ アルトスズキ アルト

これらのクルマの他にも、ホンダフィット』やトヨタ『ヴィッツ』、マツダ『デミオ』などがオススメのクルマとして選ばれていた。「安いクルマ探しの達人」の大学自動車部員がクルマを選ぶ際に大切にしているポイントは「値段の安さ」と「走行性能」だ。

世間の多くの若者とは「遊べる」の基準が少しずれているかもしれないが、世の「クルマ好き」の方たちなら共感してもらえるかもしれない。若くて、お金がないけれどクルマに乗りたい、モータースポーツをしてみたい、そう考えている人には、この二つのポイントを押さえた上でクルマを選ぶことをオススメする。

《神林崇亮》

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