「小型・薄型パワードサブウーファー」、音が良いのは?…キーワードから読み解くカーオーディオ

「小型・薄型パワードサブウーファー」の一例(DLS・ACW10)。
「小型・薄型パワードサブウーファー」の一例(DLS・ACW10)。全 3 枚

カーオーディオの世界では、とかく専門用語が使われる。そしてそれらの存在が、ビギナーに“壁”を感じさせることとなる。当連載はその払拭を目指して展開している。現在は「サブウーファー」に関連したワードにスポットを当てている。

【画像全3枚】

◆導入のハードルがもっとも低いのは、「小型・薄型パワードサブウーファー」!

今回は、「小型・薄型パワードサブウーファー」というワードにスポットを当てる。

さて前回の記事にて、「サブウーファー」にはタイプ違いがあると説明した。その中で導入のハードルがもっとも低いのがこの、「小型・薄型パワードサブウーファー」だ。

まずはおさらいをしておこう。「パワードサブウーファー」とは、「サブウーファー(スピーカー)ユニット」、「ボックス」、「パワーアンプ」、これらが一体化したアイテムだ。超低音を鳴らすために必要なものがコンプリートされている。ゆえに、導入のハードルが低い。そしてその中でも「小型・薄型」のモデルはシート下へのインストールが可能となるので、取り付け性が高い。さらにいえば、トランクに積むしかないモデルではトランクの積載性に少なからず影響を及ぼすが、「小型・薄型パワードサブウーファー」ならトランクの積載性もスポイルしない。この点でも導入がしやすい。

さて、ひと口に「小型・薄型パワードサブウーファー」と言ってもさまざまなモデルが存在している。その中からどのようなモデルを選べば良いのかと言うと…。

「小型・薄型パワードサブウーファー」の一例(カロッツェリア・TS-WH1000A)。「小型・薄型パワードサブウーファー」の一例(カロッツェリア・TS-WH1000A)。

◆見極めるべきは「内蔵パワーアンプのパワー」と「ボディ剛性」!

では「小型・薄型パワードサブウーファー」の、各機の違いがどこにあるのかを説明していこう。まずは、価格が異なる。オープン価格の製品も少なくないので厳密な比較はできないが、ざっくり廉価なモデルでは2万円台くらいからあり、高額なモデルともなると6、7万円台のモデルも存在する。

このような価格の差を生み出す要因となるのは主に、「内蔵パワーアンプのパワー」と「ボディ剛性」だ。よりパワフルな低音を再生したいと思えば、「内蔵パワーアンプ」の性能が高いほど有利になる。そしてさらには「ボディ剛性」も良好な低音再生には不可欠だ。というのも、ボディが華奢だと大きな音で鳴らしたときにボディ自体が震動してしまう。モノは震動すれば音を発する。その音は、振動板から放たれる音を濁すことになる。というわけでボディは堅牢であればあるほど、良質な低音再生には有利だ。

で、「内蔵パワーアンプのパワー」と「ボディ剛性」を高めようとすればするほど、コストも上昇する。結果、パワーが大きく剛性が高いモデルほど価格が上がる。つまり音質性能にこだわろうとするならば、高額なモデルの方が有利だ。

「小型・薄型パワードサブウーファー」の一例(カロッツェリア・TS-WX140DA)。「小型・薄型パワードサブウーファー」の一例(カロッツェリア・TS-WX140DA)。

◆「サブウーファーユニット」の口径も、チェックすべきポイントの1つ!

あとは、「サブウーファーユニット」の振動板の口径も性能差を生むポイントとなり得る。口径が大きいほど低音の再生レンジが広がる傾向があり、その点でアドバンテージを発揮するからだ。

とはいえ振動板の口径が大きくなればその分ボディも大型化するので、インストール性は落ち、価格も上がる。なので振動板の口径は、取り付け性と予算とを鑑みながら検討したい。

ちなみに振動板の口径的なスタンダードは、8インチ(約20センチ)だ。この大きさが確保されていれば基本的に問題はないが、中には10インチ(25センチ)モデルもある。同一メーカーのモデルであればやはり、10インチモデルの方が迫力のある低音を再生しやすい。

ところで、リーズナブルなモデルの中には消費電力が少な目なモデルがある。そうであると電源配線を簡略化しやすくなる。多くのモデルは車両のメインバッテリーから直接電源を引き込む「バッ直」を行うべきだが、中には必ずしもそうしなくても良いモデルもあるのだ。インストール費用を抑えたい場合には、そのようなモデルが狙い目となる。参考にしてほしい。

今回は以上だ。次回以降も「サブウーファー」に関連したワードの解説を続行する。ぜひともチェックを。

《太田祥三》

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