横浜ゴムと信州大学、高分子微粒子から亀裂が進みにくいゴム材料を開発

本研究で作製した微粒子フィルムの切れ目からの引裂試験の様子
本研究で作製した微粒子フィルムの切れ目からの引裂試験の様子全 2 枚

横浜ゴムは、信州大学学術研究院(繊維学系)の鈴木大介准教授らの研究グループと共同で、劣化なくリサイクル可能な高分子微粒子から亀裂が進みにくいゴム材料を開発したと発表した。

今回の研究は、重合方法の一つとして知られるミニエマルジョン重合法によって合成した高分子微粒子およびその微粒子分散水溶液を用い、分散水溶液から水を蒸発させて作製した微粒子フィルム(ゴム材料)を活用して実施した。この微粒子フィルムは超分子化合物として知られるロタキサン分子を微粒子の内部に架橋剤として導入することで、補強剤などその他の添加剤を一切使用せずに、切れ目から亀裂が広がりにくい性質を持たせることに成功。また、この微粒子フィルムはゴム材料としての高い伸縮性も維持している。


《纐纈敏也@DAYS》

アクセスランキング

  1. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  2. 【BMW R1300RT 試乗】200km/hクルーズの快適さは、もはや飛行機レベル…佐川健太郎
  3. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  4. フジロック2025にSUV『ディフェンダー』がブース開設、高性能版「OCTA」も展示へ
  5. 新型ハイパーカー『オーロラ』、外観デザイン確定…1850馬力ハイブリッド搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る