身近に感じて! 電気で動く「ZEV」が東京都心にずらり---キックオフイベント

E-Tokyoキックオフ
E-Tokyoキックオフ全 29 枚

東京・丸の内を通り、皇居と東京駅とを結ぶ行幸通り。この東京都心のシンボリックなスペースで7月2日、ZEV=ゼロエミッション・ビークルを普及させるためのイベント、「E-Tokyoキックオフ」が開催され、ZEV展示や体感イベントが実施された。

【画像全29枚】

◆都内の新車販売を100%非ガソリン化へ

東京都は、CO2を排出しない環境先進都市「ゼロエミッション東京」の実現に向け、都内で新車販売される乗用車を2030年までに100%非ガソリン化することをめざしている。目標達成に向けてZEVを普及させるため「TOKYO ZEV ACTION」キャンペーンを計画、プロジェクトの第1弾として、ZEVの展示や体験型コンテンツなど、家族で楽しめるイベント「E-Tokyoキックオフ」を開催した。

「TOKYO ZEV ACTION」キャンペーンでは各種イベントを実施、公式ウェブサイトを開設、公式Twitterおよび公式Instagramを開設して情報を発信する。「新時代のアクセルをふもう」がキャッチフレーズ。

◆ワクワクする未来に向かってアクセルを…ふかす?

「E-Tokyoキックオフ」のオープニングステージには、小池百合子東京都知事が登壇し、ゲストとしてタレント・女優の安田美沙子、レーシングドライバーの脇阪寿一選手が登場した。

小池都知事は「二輪・四輪にも色々と変化が起こっている。その流れを体感してほしい。カーボンニュートラルが大きな目標で、その中でモビリティがどうなっているか。「TOKYO ZEV ACTION」では3回イベント実施し、モビリティをどうしたらいいか、みなさんと考えていく。ワクワクする未来に向かってアクセルをふかす、ふかすといっていいのか、言葉選びが難しい」とあいさつ。

安田は「自動車を使わないで、ランニングしながらカフェを巡るカフェランをしている。子どもの頃からカーボンニュートラルを学んで、脱炭素社会を当たり前に感じてほしい」と、ふだん自身で行なっているカーボンニュートラル活動を紹介した。

脇阪選手は「レースは競い合い。たとえば液体水素エンジンを開発しながらレースしている。できることをやって、きれいな日本を子供達に届けたい」とコメント。

◆東京開催が決まったフォーミュラE車両も登場

イベントでは、ZEV車両や、東京開催が決まった「FIAフォーミュラE世界選手権」の車両を展示。さらに、手のひらサイズのモータースポーツを使った「スロットカーレース体験」や、燃料電池自動車トヨタ『MIRAI』が動く仕組みを学ぶ「水素ワークショップ&FC-PIUS 体験乗車」など、大人と子どもがいっしょに楽しくZEVを知ることのできる体験型コンテンツも企画された。

行幸通りに展示されたZEVはトヨタ車体『コムス』(BEV)、日産『サクラ』(BEV)、『ホンダe』(BEV)、マツダ『CX-60』(PHEV)、三菱『アウトランダーPHEV』(PHEV)、カワサキ『ノスリス』(BEV)、ホンダ『EM1 e:』(BEV)など。

《高木啓》

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