トヨタ アルファード/ヴェルファイア新型登場で中古車相場はどうなった? 狙い目のグレードや年式をチェック!

トヨタ アルファード S Cパッケージ オプション装着車(2.5リットル ガソリン、2015年)
トヨタ アルファード S Cパッケージ オプション装着車(2.5リットル ガソリン、2015年)全 10 枚

ついに新型が正式発表されたトヨタアルファード/ヴェルファイア』。だが、最も安いグレードでも540万円という価格表を見て「う~ん……、予想以上に高い!」と唸ってしまった人が多いのではないか。そのため巷では「やっぱり先代の中古車にしよう」という人も少なくはないようだ。

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トヨタ アルファード/ヴェルファイア 新型(2023年)トヨタ アルファード/ヴェルファイア 新型(2023年)

実はその考えは正解かもしれない。アルファード/ヴェルファイアといえば、近年の半導体不足から新車の納期が長くなり、中古車相場が爆上がりしていたが、最近は新型が発売されたことで徐々に下がってきている。さらに新型車のデリバリーが開始されれば、先代から新型に代替えをした人が下取りに出したクルマが中古車市場に流通するので、さらに相場が下がることが予想される。

加えて、これは私の自論だがワンボックスミニバンの場合、新型車のほうがスタイリングや装備は進化するものの、広い室内空間で快適に移動するというミニバンに求められる基本性能は、先代でもじゅうぶんに味わえることが多い。つまり新型車のほうが良いのは間違いないが、先代の中古車を買っても高い満足度が得られることが多いのだ。

そこでここでは今後注目されるアルファード/ヴェルファイアの中古車の最近の相場や狙いめのグレード、年式を紹介していきたいと思う。

◆2015年初期のモデルでは200万円程度から

先代アルファード/ヴェルファイアは2015年1月に発売を開始。そして2017年12月に外観の変更を伴うマイナーチェンジを行って、後期型に進化した。この時にACCで走行中に車線維持の支援を行う「レーントレーシングアシスト」などを装備して利便性も高めた。

最近は初期のモデルで、7万~8万km程度の走行距離であれば200万円程度で探せるようになってきた。ヴェルファイアのほうが20万円ぐらい安く、180万円程度から見つかる。

タマ数が多くて安いのは2.5リットルエンジンを搭載したアルファードのエアロモデルの2.5Sで、ベースグレードの2.5Xは全車8人乗りになるため少し高い。ハイブリッドは全車が後輪をモーターで駆動する4WDになるので、さらに高く240万円程度からが相場だ。3.5リットルのV6を搭載したモデルはタマ数が少なく、250万円以上で売られている。初期モデルであれば新車時ほどの価格差がないので、ハイブリッドやV6などの上級グレードでも買いやすいのが美点だ。

トヨタ アルファード G Fパッケージ(ハイブリッド、2015年)トヨタ アルファード G Fパッケージ(ハイブリッド、2015年)

◆ヴェルファイアは後期型も300万円以下で見つかる

後期型になると走行距離が5万km以下のものが多いこともあり、アルファードの2.5Sでも300万円程度からが相場となる。年式が新しくなるとグレード間の価格差も大きくなり、ハイブリッドだと380万円以上になってくる。

ヴェルファイアは後期型でも外観の印象が大きく変わらなかったこともあり、中古車でも人気がなく、300万円以下の物件も多い。ハイブリッドでも350万円前後から見つかる。

トヨタ ヴェルファイア Z Aエディション(2.5リットル ガソリン、2017年)トヨタ ヴェルファイア Z Aエディション(2.5リットル ガソリン、2017年)

このようにアルファードの中古車は前期型では、だいぶ価格がこなれてきたのが分かる。後期型のほうが外観が洗練されているため人気があるが、中古車相場があまり下がっていないので、まだ割安感は少ない。したがって今最もお買い得感があるのが、2015~16年式のアルファードの2.5Sや2.5Xなどの2.5リットル車だ。タマ数も多く見つけやすい。外観にこだわりがないなら、ヴェルファイアのほうが全般的に安く買える。

◆納期を考えるとまず中古車が賢明か

これは中古車を買う時に全般的にいえることだが、購入後に5年以上長く乗る予定なら、年式や走行距離を重視せずに価格の安い中古車を選んで、乗り潰すことを前提にしてもいいだろう。逆に3年程度で売って、違うクルマや新型のアルファードなどに乗り換えを考えているなら、手放す時のリセールバリューを考慮して、できるだけ高年式で走行距離の短い中古車を買ったほうがよい。その際はボディカラーも人気のあるブラックかホワイトを選んだほうが高く売れる。

新型アルファード/ヴェルファイアは、すでに多くの受注を抱えており、今から注文しても納車はかなり先になってしまうだろう。まずは手頃な価格で手に入る先代アルファード/ヴェルファイアの中古車を買って、数年後に新型アルファード/ヴェルファイアの新車か中古車を買うというのが賢い選択かもしれない。その頃にはPHEVが追加されており、もっと価格の安い廉価グレードが設定されている可能性もある。さらに半導体不足が解消されて納期が短くなり、値引きも増えるはずだから、今よりも買いやすくなっているに違いない。

《岡島裕二》

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