自動車業界が注目する“愛犬家”、車載ペットグッズに力を入れるホンダ…アウトドアドッグマルシェ

アウトドアドッグマルシェでは、フリード+やHonda Dogの車載グッズが展示された。
アウトドアドッグマルシェでは、フリード+やHonda Dogの車載グッズが展示された。全 23 枚

自動車業界では、愛犬家をターゲットにしたマーケティング戦略を採る企業が増えている。新車の発表に合わせて期間限定のドッグパークをオープンした自動車メーカーがあった。犬と一緒に出掛けることを前提に開発したことを訴求するキャンピングカーも増えている。

フードや雑貨など、ペット向け用品の展示会に出展する自動車関連企業も少なくない。特にホンダは、愛犬家向けのイベントで見る機会の多い自動車ブランドだ。6月24日~25日に神奈川県海老名市で開催された「アウトドアドッグマルシェ」でも、コンパクトミニバン『フリード』や「Honda Dog」の車載グッズが展示されていた。

◆愛犬家に根強い人気のフリード

現在、日本で飼われている犬と猫は約1590万頭と推計される(2022年度ペットフード協会調べ)。総務省の統計によれば、昨年4月1日時点での子どもの人口が1465万人とされている。今の日本では、子どもよりも多くの犬や猫が家庭で暮らしている。その位置づけも、“飼育するペット”から“家族の一員”へと大きく変化した。

そんな中、ホンダ車向けの純正アクセサリーを取り扱うホンダアクセスは、「Honda Dog」ブランドでソフトケージやサークルなどペット用カーアクセサリーの企画・開発を行っている。ペット関連イベントをエンドユーザーとのタッチポイントとして活用し、ブランドの浸透と顧客からのフィードバック収集に努めている。

今回のイベントに参加したのは、地元の販売会社であるホンダカーズ中央神奈川。ホンダ車の中で、愛犬家に最も人気が高い『フリード+』を展示した。コンパクトな車体と広い室内が、普段使いと休日のドライブ両方に“ちょうどいい”ということだろう。担当者は、「スライドドアもわんちゃんの飼い主さんには人気があります。抱っこしたまま、乗り降りが楽にできるのが好評です」と話す。


《石川徹》

アクセスランキング

  1. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  4. ホンダ株主総会で三部社長「完全否定ではない」日産との経営統合に“未練”[新聞ウォッチ]
  5. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る