MINI ハッチバック最強「JCW」、6速MTのみの限定車…グッドウッド2023出展へ

大型エアインレット付きフロントグリル

最大出力231hpの 2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ搭載

赤いアクセントが入る6速MTのシフトレバー

MINI 3ドアハッチバック JCW(ジョン・クーパー・ワークス)の「1to6 エディション」
MINI 3ドアハッチバック JCW(ジョン・クーパー・ワークス)の「1to6 エディション」全 10 枚

MINIは6月27日、高性能3ドアハッチバック「ジョン・クーパー・ワークス」(JCW)の限定車「1 to 6 エディション」を7月13日、英国で開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2023」に出展すると発表した。世界限定999台を生産する予定だ。

写真:MINI JCW の「1 to 6 エディション」


◆大型エアインレット付きフロントグリル

モデル名の「1 to 6」は、6速MT専用車であることを意味する。8速ATの設定はない。標準装備のステンレス製ペダルとともに、6速MTはドライブのダイナミックなレスポンスを強調し、JCWの刺激的なレース感覚を象徴しているという。

フロントには、エンジンとブレーキの冷却性能を向上させる大型エアインレット付きグリルを装備した。このグリル周りやサイドスカットル、ウエストラインフィニッシャーは、ピアノブラック仕上げになる。ボディカラーは、ミッドナイトブラックとした。専用のストライプが、ボンネットからリアスポイラー、リアバンパーへと続く。足元は、ジェットブラックのスポークデザインの18インチアルミホイールで引き締めている。

シルバー、ホワイト、レッドのエディションのエンブレムが、Cピラーとリアに配された。サイドスカットルのエンブレムも、限定車であることを強調している。

◆最大出力231hpの 2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ搭載

パワートレインは、MINIの「ツインパワーターボ」テクノロジーを導入した直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンで、最大出力231hp、最大トルク32.6kgmを発生する。6速MTとの組み合わせで、0~100km/h加速は6.3秒で駆け抜ける。

サスペンションは、スポーティな設定とした。ブレンボと共同開発されたスポーツブレーキシステムを標準装備する。フロントに穴開きディスクを備えた4ピストンキャリパー仕様で 赤いキャリパーにはジョン・クーパー・ワークスのロゴが付く。

エクステリアは、フロントに丸いLEDヘッドライトと赤いクロスバーを備え、バンパー下部に六角形のラジエーターグリルを配置した。フロントサイドパネルには、専用のサイドスカットルが付く。リアのアンダーボディの空気の流れを最適化するために、専用のディフューザーが装備されている。

◆赤いアクセントが入る6速MTのシフトレバー

ドアシルには、1 to 6のロゴをデザインした。ステアリングホイールの左側には、黒い文字で「One of 999」と記される。6速MTのシフトレバーは、赤い背景のグラフィックと赤いレザーステッチによるエディションロゴカラーが特長になる。

MINI独自のセンターメーターは、赤いベゼルが光るデザインで、赤いアンビエントライトとともに、アンスラサイトカラーのヘッドライナーとコントラストを演出する。タッチ機能を備えた8.8インチのカラーディスプレイ、タッチ操作式お気に入りボタンが標準装備された。この丸いコントロールユニットには、オーディオシステムの操作部とハザードランプスイッチ、ドライバーアシスタントシステムの操作スイッチが、一体化されている。

ナッパレザーのスポーツステアリングホイールの下側スポークとフロアマットには、「MINI John Cooper Works 1 to 6 Edition」のエンブレムをあしらった。さらに、1 to 6ロゴをデザインしたキーカバーも付属している。

《森脇稔》

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