見た目ほぼそのまま中身を大刷新!ヤマハの前2輪バイク『ナイケンGT』新型発表、進化のポイントは

ヤマハの前2輪「LMW」のフラッグシップ『ナイケンGT』がモデルチェンジ
ヤマハの前2輪「LMW」のフラッグシップ『ナイケンGT』がモデルチェンジ全 19 枚

ヤマハ発動機は、前2輪のスポーツLMWのフラッグシップ『ナイケンGT』をモデルチェンジし、受注生産にて発売すると発表。7月7日より予約受付を開始した。価格は220万円。見た目は大きく変わらないながらも、排気量アップ、メイン部分を中心にフレームを刷新するなどツアラーとしての性能を高めた。

写真:ヤマハの前2輪バイク『ナイケンGT』新型、進化のポイントは

ナイケンGTは、大型スポーツタイプのLMW(Leaning Multi Wheel)。今回のモデルチェンジでは「Evolution for high-end touring"をコンセプトに、長距離ツアラーとしての快適性と積載性を向上させた。また、LMWならではの自然な操舵性とリーン特性を両立したハンドリングに加え、細部の上質感など、LMWカテゴリーのフラッグシップにふさわしい仕上がりを実現している。

◆排気量アップでツアラーとしての走りを向上

ヤマハ ナイケンGT 新型(写真は海外仕様)ヤマハ ナイケンGT 新型(写真は海外仕様)

ナイケンGT新型は845ccから888ccへと排気量アップしたCP3(クロスプレーン・コンセプトの3気筒)エンジンを搭載。余力のあるパワーと力強いトルクにより、スポーツツアラーにふさわしいスムーズで扱いやすさになっている。また、排気量アップに伴い、クランクウェブの形状を変更し(クランク慣性モーメント8%増)、各種制御や吸排気系とマッチングを図りながらドライバビリティ(動力性能/乗り味)を向上。さらに、吸気ダクトとエアクリーナーの形状を最適化することで、クリアなサウンドチューニングとした。

また、スチール鋳造(ヘッドパイプまわり)・アルミ鋳造(リヤブラケットまわり)・スチールパイプ(メイン部分)を組み合わせたハイブリッド構造を踏襲しつつも、メイン部分を中心にフレームを刷新。パイプ径やその取り回し、エンジン懸架点を見直し、LMWならではの安定感を維持しつつ、スポーティなハンドリングを実現している。

ヤマハ ナイケンGT 新型(写真は海外仕様)ヤマハ ナイケンGT 新型(写真は海外仕様)

足回りでは、安定感に優れたフロントまわりとバランスさせるため、リアサスペンションのセッティングとアームリレイ(リンク)を見直した。リンクレバーとバネ下重量を最適化することで、1名乗車時はしなやかにストロークし、衝撃吸収性が向上。2名乗車や荷物のフル積載時も余裕のクッション特性を実現、幅広いシーンに対応する。

電子制御スロットルにはAPSG(Accelerator Position Sensor Grip)を新たに追加し、ナチュラルな操作性を実現。またクイックシフターは、従来からのシフトアップに加えシフトダウンにも対応する新タイプを採用している。アシスト&スリッパークラッチや、3つのエンジン特性を選べるD-MODE(走行モード切替システム)、高速道路走行時の疲労度の低減に貢献するクルーズコントロールも従来から引き継いで搭載する。

◆7インチ高輝度TFTメーター&スマホ連携機能

ヤマハ ナイケンGT 新型(写真は海外仕様)ヤマハ ナイケンGT 新型(写真は海外仕様)

ナイケンGT新型は、大型で見やすい7インチ高輝度TFTメーターを採用。モニター画面はシーンや好みに合わせて3種類から選択できる。また、「MyRide - Link」アプリをインストールし、Bluetooth経由で車両と接続すると、着信やメール受信、現在地周辺の天気、音楽再生など、スマートフォンの情報を車両のメーターに表示できる。さらにGARMIN社と共同開発した二輪ナビアプリ「Garmin Motorize」(有料)をインストールすれば、メーター画面でナビ機能を使用できる。

このほか、任意の位置に高さ調整可能な可動式スクリーン(スライド量は最大70mm)、大容量約30リットル・最大積載量5kg(いずれも片側の数値)のハードタイプサイドケース(別売)を固定するための上部ステー、内腿が触れる部分のシート形状とシートパッド厚を変更して足付き性を高めた新作シートなど、ツアラー機能を高める装備を充実させた。

◆既存のデザインと新機能を調和させたスタイリング

ヤマハ ナイケンGT 新型(写真は海外仕様)ヤマハ ナイケンGT 新型(写真は海外仕様)

スタイリングは「Visible and harmonized function」をキーワードに、新たな機能をより魅力的に視覚化し、既存のデザインと調和させた。例えば、エアロダイナミクスと取り付け強度、可動部分の剛性を高めつつ、スムーズな風の流れが感じられるよう可動式スクリーンの先端形状を最適化。またスポーツLMWが持つ唯一無二の骨格感を活かしつつ、7インチ高輝度TFTメーターや足つき性を改善したシート、新作スプロケットカバーなど、新しい機能・装備をミニマムな意匠変更で調和させている。

さらにカラーリングコンセプトを「Premium sport」とし、ボディカラーにはエレガントかつ洗練された印象を与える漆黒のブラックを採用。フレームやステムまわり、ホイールといったコンポーネントには強靭な骨格を強調するブロンズカラーを合わせている。

《纐纈敏也@DAYS》

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