ロータス『エミーラ』、メルセデスAMG製4気筒ターボは360馬力…グッドウッド2023で発表へ

最大出力421psのメルセデスAMG「45」シリーズにも搭載のエンジン

専用装備を盛り込んだ「ファーストエディション」

2つのディスプレイは10.25インチと12.3インチ

ロータス・エミーラ の「ファーストエディション」
ロータス・エミーラ の「ファーストエディション」全 10 枚

ロータスカーズは7月7日、新型2ドアスポーツカー『エミーラ』(Lotus Emira)の2.0リットル4気筒エンジン搭載車を7月13日、英国で開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2023」で一般向けに初公開すると発表した。

写真:ロータス・エミーラ・ファーストエディション


◆最大出力421psのメルセデスAMG「45」シリーズにも搭載のエンジン

パワートレインには、テクニカルパートナーのメルセデスAMG製のM139型直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。このエンジンは、エミーラのために特別に製造されており、ミッドシップ搭載向けのハードウェアの変更と、新しいソフトウェアを採用する。

発売記念モデルの「ファーストエディション」の場合、最大出力360psを発生する。ロータスカーズによると、このエンジンはメルセデスAMGの「45」シリーズ同様、最大出力421psを引き出す潜在能力を備えており、公道での使用が認められた世界で最も強力な4気筒エンジンになるという。ロールベアリングを備えたツインスクロールターボチャージャーは、ターボラグを最小限に抑えた。エキゾーストシステムはロータスが設計し、エミーラ専用となる。

パドルシフトを備えた8速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせた。これは、ロータスにとって初という。ファーストエディションは、専用のエンジンカバーとCピラーエンブレムを装備している。

◆専用装備を盛り込んだ「ファーストエディション」

ファーストエディションは、「ロータスデザインパック」の一部として、20インチの軽量Vスポーク鍛造ダイヤモンドカットアルミホイールが標準装備される。ダイヤモンドカットはツートン仕様となり、シルバーとグロスブラックも選択できる。2ピースのハイパフォーマンスブレーキディスクと、ロータスのネーム入りブレーキキャリパーは標準のブラックの他に、レッド、イエロー、シルバーから選択可能。TPMS(タイヤプレッシャーモニタリングシステム)も標準装備される。

ファーストエディションのボディカラーは、セネカブルー、マグマレッド、へセルイエロー、ダークバーダント、シャドーグレー、ニンバスグレーの6色が用意されている。「ローワーブラックパック」が標準装備され、エアブレード、フロントスプリッター、サイドシル、リアディフューザーがグロスブラックで仕上げられる。

7種類から選択可能なインテリアトリム&シートも標準装備した。レザーは、ブラックナッパレザー+グレーコントラストステッチ、レッドナッパレザー+レッドステッチ、アイスグレーナッパレザー+アイスグレーステッチ、タンナッパレザー+タンステッチの4種類から選択可能。アルカンターラは、ブラックアルカンターラ+グレーコントラストステッチ、ブラックアルカンターラ+イエローコントラストステッチ、ブラックアルカンターラ+レッドコントラストステッチの3種類から選択できる。サテンクロームのインテリアトリムフィニッシュ、アンビエントムードライト(ホワイト)、ロータスのネーム入りシルキックプレートも採用している。

◆2つのディスプレイは10.25インチと12.3インチ

スマートフォンとの接続が可能なApple「Car Play」とグーグル「Android Auto」、英国ブランド「KEF」の10チャンネルプレミアムサウンドシステム(出力340W)がファーストエディションには組み込まれており、全ての機能はダッシュボード中央の10.25インチHMIタッチスクリーンと、マルチファンクションステアリングホイール後方に設置されている12.3インチTFTドライバーディスプレイを通じてアクセスできる、としている。

《森脇稔》

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