ポルシェがEVスピードスター提案、最初のスポーツカー「356」に敬意…グッドウッド2023

ポルシェ・ビジョン 357 スピードスター
ポルシェ・ビジョン 357 スピードスター全 5 枚

ポルシェ(Porsche)は7月13日、英国で開幕した「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2023」において、コンセプトカーの『ビジョン357スピードスター』(Porsche Vision 357 Speedster)を初公開した。

1948年6月8日、ポルシェの名を付した最初のスポーツカーがナンバー登録を受けた。それが、オーストリア・ケルンテン州のグミュントで製造されたポルシェ『356 No.1 ロードスター』だった。コンセプトカーのビジョン357スピードスターは、ポルシェの最初のスポーツカー、356 No.1 ロードスターへのオマージュだ。

ビジョン357スピードスターでは、フロントウインドスクリーンの高さを抑えた。車体の右サイドには、かつてオープンスポーツカーによく見られたトノカバーが装着されている。その後方には、充電フラップが設けられた。運転席のヘッドレストは、カーボン製のロールオーバーエレメントによって、浮いているように見える。

パワートレインやプラットフォームは、『718ケイマンGT4』をEV化した『718 GT4 eパフォーマンス』がベースだ。718 GT4 eパフォーマンスでは、前後アクスルに高性能モーターの「PESM」を搭載する。システム全体で1088psのパワーを引き出し、4輪を駆動する。モーターやバッテリーを直接油冷する方式を導入し、熱による出力低下を排除した。レーシングモードでの出力は、30分間一定に保たれるという。900ボルトの急速充電テクノロジーを採用した。これにより、バッテリーの容量の8割を充電する時間は、約15分で済む、としている。

《森脇稔》

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