車屋Hizumeが創業50年、「感謝祭」に300名を超える地元カーオーナーが駆けつけた

長野市稲葉日詰で創業50年、300名を超える地元カーオーナーが駆けつけた車屋Hizumeの「感謝祭」
長野市稲葉日詰で創業50年、300名を超える地元カーオーナーが駆けつけた車屋Hizumeの「感謝祭」全 16 枚

長野市稲葉日詰の地で、1973年5月から自動車整備・鈑金塗装を中心とした事業展開を行う株式会社車屋Hizume(日詰文弘代表取締役会長/船田信代表取締役社長)は、7月15日に『創業50周年記念感謝祭』を開催。小雨がぱらつく天候でありながらも、地元顧客を中心に大勢が駆けつけ300名を超える来場者で賑わう大盛況となった。

大盤振る舞い! 大間マグロの解体ショー

目玉企画は、長野市の割烹「さがみ」店主の遠藤紀夫氏による大間マグロの解体ショー。解体後には刺身や寿司が振る舞われたほか、長野県波田町産のスイカも無償でプレゼントされた。キッチンカーコーナーでは、信州ラーメンの巨匠として知られる塚田兼司氏(有限会社BOND OF HEARTS)の特製ラーメンを1杯100円で提供。スーパーボールすくいなど幼い子どもたちに大人気の企画もあれば、運気上昇を願う「開運花文字占い」や、空クジなしのガラポン抽選会もあり、大人から子どもまで家族みんなで楽しめる工夫が凝らされていた。

社員一同が笑顔で対応

また今回のイベントは、3ヶ月ほど前から車屋Hizume社員一同が協力しあって計画。普段は整備や鈑金塗装、ロードサービスなどに従事しているスタッフも含めて社員たちが一丸となり、感謝祭に訪れた大勢の来場者たちに明るい笑顔で対応する姿がみられ、アットホームで和やかな雰囲気が感じられた。

車屋Hizume創業者・日詰会長の思い

創業者の日詰会長が、来場者たちに向けて自身の思いや自社の歩みについて伝える場面があり、創業当時から今日に至るまでの社会状況などに触れながら思いを語った。

「私が商売をはじめたのは25歳、妻は21歳でした。創業した1973年当時、多くの方が車を持ち始める中で、第一次オイルショックがあり、一時期はガソリン油も販売制限を余儀なくされたほど大変な時期でした。

1979年になると、第二次オイルショックで店頭からトイレットペーパーが一斉になくなったことを思い出します。弊社の仕事にも影響があり、塗料やシンナー、ペーパー類などが入手できず、仕事ができない状況がしばらく続きました。

1980年代はモータリゼーション。家族一人ひとりが1台の車を所有する状況となり、日本の経済成長の後押しを受けて自動車業界が大きく発展しました。多くの人々が土地を買い、家を建て、給料も上がる“どんどん行け!”のデフレ時代でした。

1990年代はバブルの崩壊、リーマンショック、そして2011年には東日本大震災が起こり“失われた20年”と呼ばれる低成長の時代を経て、2020年の年明けからコロナとなり…。街から車が消え、人が消え、本当に潸々(さんさん)とした3年間でした。ようやく2023年5月からコロナが2類から5類に変わり、インフルエンザと同じ扱いになりました。そして本日弊社の50周年記念イベントを開催できるようになりました。

自動車整備・鈑金塗装業界の大きな変化を目の当たりにした50年でした。これまで50年間に渡り、車屋Hizumeを支えて頂いたお客様に、重ねて御礼申し上げます。これからも常にお客様の満足を追求し、より良く快適で安心・安全な車に乗って頂けるように、皆様のお手伝いができることを心から楽しみにしております。これからも60年、70年、100年を目指して参りますので、皆様今後ともよろしくお願いいたします」

今回のようなイベントの場合、来場者特典として特別割引価格の車両展示販売やタイヤ即売会、車検予約受付などが積極的に行われるケースが多いのだが、今回の感謝祭では車関連サービスを強くアピールする様子が見られなかった。この点について日詰会長は「本当の意味でのお客様感謝祭にしたかったので」と話し、その言葉に真摯な思いを感じた。車屋Hizumeは、地域の盛り上げ役も担いながら今後も地元カーオーナーの安心・安全なカーライフを支え続けていくことだろう。

長野市稲葉日詰で創業50年、300名を超える地元カーオーナーが駆けつけた車屋Hizumeの「感謝祭」

《カーケアプラス編集部@金武あずみ》

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