世界最軽量スーパーカー、さらに軽い730kg仕様を設定…ドンカーブート『F22』

カーボンファイバー剥き出しのボディ「ベアネイキッド」

アウディ製2.5リットル直5ターボは最大出力500hp

カーボンファイバー製ホイールをオプション設定

ドンカーブート F22 の「ベアネイキッド」仕様
ドンカーブート F22 の「ベアネイキッド」仕様全 10 枚

ドンカーブートは6月29日、2ドア2シーターの新型スーパーカー『F22』(Donkervoort F22)に、カーボンファイバー剥き出しのボディをオプション設定すると発表した。


◆カーボンファイバー剥き出しのボディ「ベアネイキッド」

「ベアネイキッド」と命名されたこのオプションでは、F22の車重を10kg削減することが可能に。さらに、オプションのカーボンファイバー製ホイールを選ぶと、10kgの軽量化が可能になる。両オプションを選択した場合、車両重量は730kgと、通常のF22に対して20kg軽くなる。

ドンカーブートF22は、世界で最も軽量な2シータースーパーカー、と自負する。従来の『D8 GTO』の伝統を受け継ぎながら、チューブスチールとカーボンファイバーのハイブリッド構造によるシャシーテクノロジーをベースにする。ねじり剛性と曲げ剛性は、D8 GTOの2倍に引き上げられているという。

F22のボディサイズは、全長4039mm、全幅1912mm、全高1105mm。D8 GTOよりも、全長は264mm 長くなった。これにより、室内長は D8 GTO比で100mm長くなり、背の高いドライバーでもF22を快適にドライブできるようになったという。オプションで軽量のレカロ製シートと、レースと公道での使用が承認された6点式ハーネスが選択できる。

ドンカーブート F22 の「ベアネイキッド」仕様ドンカーブート F22 の「ベアネイキッド」仕様

◆アウディ製2.5リットル直5ターボは最大出力500hp

パワートレインは、アウディスポーツから供給される2.5リットル直列5気筒ガソリンターボエンジン(最大出力500hp/6360rpm、最大トルク65.3kgm/5150rpm)をフロントミッドに搭載する。

トランスミッションは5速MT。ショートストロークの5速MTには、ボッシュのレブマッチングテクノロジーを導入した。ドライバーの好みや道路状況に合わせて、調整できるマルチステップトラクションコントロールシステムを装備した。0~100km/h加速2.5秒、0~200km/h加速7.5秒、最高速290km/hの性能を可能にしている。

新設計のダンパーには、調整可能な油圧式ライドハイト システムが付く。これにより、F22は車高を最大で35mm上下させることができる。また、APレーシング製のブレーキシステムを装備した。スチール製ディスクと4ピストンのフロントキャリパーを組み合わせた。ブレーキ性能は、従来のD8 GTOのシステムよりも30%向上しており、10kgの軽量化も果たしている。

ドンカーブート F22 の「ベアネイキッド」仕様ドンカーブート F22 の「ベアネイキッド」仕様

◆カーボンファイバー製ホイールをオプション設定

取り外し可能なタルガルーフには、2枚のカーボンファイバー製ルーフプレートを使用している。それぞれのルーフプレートには、高速安定性とノイズ低減のための小さなスポイラーが取り付けられており、3つの手動ラッチで取り外すことができる。 ルーフプレートは、ラゲッジコンパートメントのバッグに収納できる。中央のバーは電動で取り外すことができ、一体型のフロントヒンジのボンネットも取り外し可能とした。

アルミホイールは、オプションでカーボンファイバー製ホイールに変更できる。カーボンファイバー製のホイールは、1本あたりの重量が5.4kg。タイヤは、NANKANG(ナンカン)の「AR-1」で、従来のD8 GTOよりも1インチ大径化されている。

多くのスイッチが、ステアリングホイールに装備された。すっきりとしたダッシュボードには、オプションでAppleの「iPad Mini」インフォテインメントシステムを取り付けることができる、としている。

《森脇稔》

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