レアな路線バスや豪華な観光バスの運転体験を楽しんだ…第1回湾岸バスフェスタ

第1回湾岸バスフェスタ
第1回湾岸バスフェスタ全 47 枚

千葉県千葉市にある総合アミューズメント施設「フェスティバルウォーク蘇我」に隣接する駐車場で7月23日、「湾岸バスフェスタ」が開催され、バスの運転体験や子供向けの”お仕事体験”などが行われた。

つばさ観光、関鉄観光バス、千城バスの3社による合同企画で、今回が初めての開催。実際にバスを使った大人向けの運転体験会(普通AT免許以上取得者)と、子供向けのバスの仕事体験を軸にした「見て触って運転する」バスのお祭り。

イベントのメインとなるのは、実際に運行されている車両を使ってのバス運転体験。最初にマニュアル車や大型バスの運転講習を受け、バスに同乗して大型二種ドライバーの運転を見学した後に、約10分の運転体験という流れ。

実際のバスを運転できるという貴重な機会とあって、普通運転免許しか持たない人をはじめ、他のバスを運転してみたいという大型二種免許を持つドライバーまで、約120人の参加者で埋まった。

車両は、つばさ観光の三菱ふそうMS86『エアロクイーン1』トイレ付きや日野『セレガ』スーパーハイデッカー、関鉄観光の富士重工『7E』、千城バスの富士重工『8E』などの5台。直線はもとより、クランク、バックでの車庫入れ、模擬停留所への停車などがあり、体験者たちは緊張の面持ちで大きなハンドルを握りながら奮闘していた。

8Eを運転した神奈川の男性は、なんと京浜急行電鉄の運転士。「(長い)ロッドシフトやエアブレーキの操作の難しさが実感できて、大変さが分かりました」と感心しきり。7Eを運転した東京の男性もエアブレーキの難しさを体感したようで「これからは大型車の前に割り込みなどせず、他車に配慮して運転しようという安全意識が高まりました」と話した。

また、“お仕事見学”体験でも多くの家族連れが楽しんだ。車両整備担当者がエンジンルームを開けたり、大きなホイールナットのしめ方を見せたりしての点検に子供たちは興味津々。県内からきたという小学1年生の男の子は運転席に座らせてもらい「ハンドルが大きかった!」と嬉しそうだった。

千城バスの柳杭田碧生部長は「今回は初めてということで手探り状態でやらせていただきました」と汗をぬぐいつつ、来場者の満足気な笑顔を見て一安心した様子。「また継続して開催できれば」と話せば、つばさ観光の石井信道代表も「運転時間をもっと長くできるようにとか、更なる企画を考えながらまたここでやりたいですね」と次回を見据えていた。

《嶽宮 三郎》

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