ランボルギーニの1015馬力PHEV『レヴエルト』、発表から4か月で2年分以上を受注

ランボルギーニ・レヴエルト
ランボルギーニ・レヴエルト全 10 枚

ランボルギーニは7月26日、V12プラグインハイブリッド(PHEV)スーパーカー『レヴエルト』(Lamborghin Revuelto)が3月の発表以来、約4か月で2年以上の生産分の受注を獲得した、と発表した。

写真:ランボルギーニ・レヴエルト

◆カーボンファイバーや軽量素材を多用

ランボルギーニ・レヴエルトランボルギーニ・レヴエルト

レヴエルトは、現代のストリートに現れたランボルギーニのデザインの未来という。ランボルギーニ独自のデザインDNAは維持しながら、全く新しいスタイルの表現方法を確立した、と自負する。新しい形状を通して、ランボルギーニの過去の伝説的なV12アイコンモデルとリンクしつつ、同時に新しいプロポーションで未来への扉を開くことを狙う。

電動化がもたらす課題に即したデザイン手法を採用し、近未来スーパースポーツカーの形状とプロポーションを予感させるレヴエルトによって、ランボルギーニは新たなスペースレースに挑む。そのデザインは航空宇宙エレメントに着想を得たものだ。フロントに始まりキャビンとエンジンを包み込み、六角形エキゾーストへと細く続く2本のラインで描かれる彫刻のようなサーフェスが特徴になる。

イタリアのサンタアガタ・ボロニェーゼ工場で製造されるカーボンファイバーは、レヴエルトの主要な構造要素だ。それは、「monofuselage」やフレームだけにとどまらず、ボディ要素にも広範囲に使用されている。カーボンファイバーや軽量素材の多用と強力なエンジンパワーにより、パワーウェイトレシオはランボルギーニ史上最高の1.75kg/hpを達成している。

◆0~100km/h加速2.5秒で最高速は350km/h以上

レヴエルトには、新開発のV12 PHEVパワートレインを搭載する。これは、ミッドシップの6.5リットルV型12気筒ガソリン自然吸気エンジンに、3基の電気モーターを組み合わせたものだ。モーターのひとつは新開発の8速ダブルクラッチ・トランスミッションと一体設計されており、エンジンの後方に横向きに搭載される。名車『クンタッチ(カウンタック)』の時代から続くトランスミッショントンネルには、蓄電容量3.8kWhのリチウムイオンバッテリーをレイアウトした。

「L545」と呼ばれるエンジンは、これまでランボルギーニが製造した12気筒エンジンの中で、最も軽量でパワフル、と自負する。エンジン単体重量は218kgで、『アヴェンタドール』用よりも17kg軽い。このV12は、最大出力825hp/9250rpm、最大トルク73.9kgm/6750rpmを発生する。

V12エンジンと3基の電気モーターを組み合わせたPHEVシステム全体で、1015hpのパワーを引き出す。0~100km/h加速2.5秒、最高速350km/h以上のパフォーマンスを可能にしている。

◆最大出力1015hpはコルサモードで可能

ランボルギーニ・レヴエルトランボルギーニ・レヴエルト

PHEVパワートレインの特性は、「リチャージ」、「ハイブリッド」、「パフォーマンス」の3種類に切り替えられる。さらに、新しいドライビングモードとして、「チッタ(シティ)」、「ストラーダ」、「スポーツ」、「コルサ」の4種類との組み合わせを可能にした。各モードは、ステアリングホイールのスイッチで選択できる。合計で13種類の設定を切り替えることにより、走行する路面やサーキットのコースに応じて、最適なモードが選べる。

たとえば、チッタは、都心部での運転を想定したモードで、ゼロエミッションのEV走行を可能にする。電気モーターに電力を供給するリチウムイオンバッテリーを充電する必要がある場合、V12エンジンが始動してバッテリーを充電する。

サーキットでダイナミックな性能を発揮することを想定したドライビングモードがコルサだ。パフォーマンスモードとの組み合わせでは、PHEVパワートレインが最大出力1015hpを引き出す。

《森脇稔》

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