大文字ロゴに「DOHC」の文字も懐かしい…レトロかっこいい、漢のカワサキ「Z900RS Yellow Ball Edition」

カワサキ Z900RS Yellow Ball Edition
カワサキ Z900RS Yellow Ball Edition全 37 枚

カワサキより7月15日、『Z900RS Yellow Ball Edition』が登場した。「イエローボール」は、昨年で50周年を迎えた『Z1』の時代から「ファイヤーボール」と並んで親しまれてきたカワサキを代表するカラーの一つだ。

詳細画像:大文字ロゴに「DOHC」の文字も懐かしい、カワサキ「Z900RS Yellow Ball Edition」

本記事では、「Z900RS Yellow Ball Edition」と、最新モデルのZ900RSで追加された新色の「ブルー×ブラック」とともに詳細を紹介しよう。

◆名車「Z1」をオマージュしたスタイル

ます、目に留まるのがモデル名にもなっているカラーリングだ。深いキャンディグリーンと明るいイエローボールが生み出すコントラストは、ボディを引き締めながら鮮やかな印象を与えている。特別な技法の重ね塗りが施されており、重厚さを伴った質感を生み出している。

Z900RS Yellow Ball EditionのサイドカバーマークはZ1をイメージした特別仕様となっており、また、エンジン部のカバーに付された「DOHC」も同じくこのモデル専用のもの。

カワサキ Z900RS Yellow Ball Edition

近年ではあまり見られない「DOHC」や「DoubleOvereadCamshaft」の文字列だが、これもオマージュされた「Z1」の時代感を演出している。極め付けはタンクの大文字「KAWASAKI」ロゴだ。

今回、Z900RS Yellow Ball Editionに採用されたシボ入りのレザーシートもまた特別仕様だ。ネイキッドの「Z900RS」が持つ乗り味やそのスタイリングをより突き詰めた仕様となっていることは間違いない。

◆「ザッパー(ZAPPER)」の血統を継ぐ一台

948ccの水冷4ストローク並列4気筒エンジンを搭載するZ900RSは8500rpmで最大出力111psを発揮する。最高出力こそ「Z900」に劣るものの、中速域でのトルクに優れた性格となっている。また、トラクションコントロールシステムを搭載しており、全域でそのパワーを発揮できる。

かつての名車をオマージュしたモデルであっても、その中身は先端そのもの。かつて、性能やスタイル、装備などあらゆる点で最高の「ザッパー(ZAPPER)」を作り上げることを目指したカワサキが積み上げたモノが、Z900RSとして還元されている。

昨年には「Z1」50周年を記念した特別仕様車「Z900RS 50th Anniversary」が日本バイクオブザイヤー2022にて「小型二輪部門」で最優秀金賞を受賞した。こちらは「ファイヤーボール」を採用したモデルだ。同じく伝統的な「イエローボール」に身を包んだZ900RS Yellow Ball Editionもまた、間違いなく注目モデルのひとつといえるだろう。

価格は156万2000円だ。

《大矢根洋》

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