[初めてのスピーカー交換]世界的人気ブランド「モレル」の上級超薄型モデルに注目!

モレル・ヴィルタス ナノ カーボン 42
モレル・ヴィルタス ナノ カーボン 42全 3 枚

カーオーディオシステムの性能を上げたいと思ったときに取るべき手段の最右翼は、ズバリ「スピーカー交換」だ。というわけで当特集では、それを行う際の注意事項や製品の選びのコツ等を解説してきた。現在は、「初めてのスピーカー」としてお薦めのモデルを紹介している。

◆品揃えの分厚さは当代随一! 高級機からエントリー機まで多彩に展開!

今回は、世界的な人気スピーカーブランド、イスラエル発の「モレル」が擁するモデルをピックアップする。

ちなみにモレルは、ホーム用とカー用、両方のスピーカーを多彩にラインナップする。なおカー用のパワーアンプも用意しているが、「スピーカー専業メーカー」という色彩が濃い。擁する製品のほとんどがスピーカーだ。

さて、カー用スピーカーについては超ハイエンドモデルからエントリー機までワイドレンジに製品を取り揃え、しかも種類が多い。その品揃えの分厚さは、世界的にみても間違いなくトップレベルだ。

ちなみに、カー用スピーカーのトップエンドラインは『スプリーモ』だ。で、この2ウェイコンポーネントシステム(パッシブ・レス)『スプリーモ 602 アクティブ』の税抜価格は77万円となっている。価格的にも性能的にも、押しも押されもせぬ名機の1つだ。日本においても、音にうるさいサウンドコンペティターからの支持も絶大だ。

そんなマニア垂涎のモデルを持つ一方で「モレル」は、『マキシモ 6』というエントリー機も用意する。こちらの税抜価格は3万9000円。ここまで振り幅の大きなブランドはそう多くは存在していない。

モレル・ヴィルタス ナノ カーボン インテグラ 42モレル・ヴィルタス ナノ カーボン インテグラ 42

◆10万円に迫るモデルにまで手を伸ばせば、より充実した「モレル」サウンドを獲得可能に!

ところで以前の記事にて、「モレル」のラインナップの中から「初めてのスピーカー」としてお薦めのモデルをいくつか紹介した。具体的にはその『マキシモ 6』と、1グレード上の『マキシモ ウルトラ』を取り上げた。しかしながら実は、それらよりもさらに上位にあるモデルのいくつかも入門者にお薦めできる。

どのようなモデルがあるのかというと…。まずはその『マキシモ ウルトラ』のスペシャル版として、『マキシモ ウルトラ HE』がある。なお当ラインは、16.5cm2ウェイの『マキシモ ウルトラ 602HE MKll』の1機種展開で、価格は6万6000円だ。『マキシモ ウルトラ』の16.5cm2ウェイモデルに対して6000円高いだけだ。なので性能的には大きくは違わないが、サウンド傾向にそれぞれ個性がある。グレード的にこのあたりがターゲットとなる場合には、両機のサウンドを聴き比べた上でしっくりくるのがどちらなのかを見極めたい。

そして「モレル」はその上のラインとして『テンポ ウルトラ・シリーズ』を持つ。なお同ラインには3種類の2ウェイコアキシャルモデルと2機種の2ウェイスピーカーシステムとが名を連ねる。で、その中の16.5cm2ウェイ機である『テンポ ウルトラ 602 MKll』の税抜価格は9万円だ。このクラスのモデルも「初めてのスピーカー」としてアリだ。このグレードのモデルともなると飽きが来にくい。ゆえにクルマを乗り換えても移設して長く使える。

モレル・ヴィルタス ナノ カーボン 62モレル・ヴィルタス ナノ カーボン 62

◆異次元の“薄さ”を獲得した取り付け性の高い“ハイエンド機”にも妙味あり!

そして「モレル」は、その1つ上にとてもユニークなモデルを持つ。その名は『ヴィルタス ナノカーボン』だ。

当シリーズの最大の特長は、「ミッドウーファーが薄いこと」にある。通常、ミッドウーファーの取り付け奥行き寸法は60mmを切ると「取り付け性が高い」と称されることが多いが、同シリーズのそれはなんと17mm。異次元の薄さを実現している。口径さえ合えば、取り付けられない車種はよほどのことがない限りないはずだ。

また同ラインは製品数も多い。まず2ウェイコアキシャルモデルが口径違いで2機種ある。そして16.7cm3ウェイシステムである『ヴィルタス ナノ カーボン 63』(税抜価格:19万6000円)があり、2ウェイシステムは16.7cmモデルの『ヴィルタス ナノ カーボン 62』(税抜価格:15万円)と、10.9cm2ウェイシステムの『ヴィルタス ナノ カーボン 42』(税抜価格:13万4000円)とがある。

価格的には十分“ハイエンド”の領域にある当シリーズの各機。しかし取り付け性という点ではエントリーグレードのモデルをある意味凌駕する。「モレル」サウンドを手にしたいと思ったときにはここまでが「初めてのスピーカー」と成り得る。高級機に興味を持ちつつも取り付け性で壁を感じたら、当機のことを思い出すベシ。

《太田祥三》

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