【Ene-1 Challenge 鈴鹿】単三電池40本で鈴鹿サーキットを走る2輪車、「KV-Moto」はミツバイクが初開催以来負けなしの9連覇

30minトライアルスタートシーン
30minトライアルスタートシーン全 12 枚

鈴鹿サーキットで30日、2輪車を用いて単三電池40本のエネルギーのみで鈴鹿サーキットを走行する「KV-Moto」の競技が開催され、2013年の初開催以来負け知らずのミツバイクが9連覇を飾った。

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Ene-1 ChallengeのKV-Motoは、市販の自転車をベースとし、モーターで走行するように改造を施した車両が用いられる。最低重量が15kgに制限されているDiv+とDivNEXTクラス、最低重量の定めがないDiv1クラスに分かれており、さらに一般、大学・高専・専門学校、高等学校、中学校の各部門に分かれて賞典が与えられる。

競技は鈴鹿サーキット東コース(2.243km)を逆回りで走行する。1台ずつ出走して1周のタイムアタックを行う「1 LAP」と、そのタイム順のグリッドで一斉にスタートして30分間走行する「30minトライアル」の2つの競技が行われ、その順位によって与えられる合計ポイントで勝敗を決める。

1LAPでトップタイムを記録したのは#9チャレンジャーで1分54秒047。そこから8秒遅れて#1ミツバイク、#36長野県飯田OIDE長姫高校原動機部、#24近大高専ソーラーカー・EV部、#7長野県工科短大Cの4チームが0.7秒という僅差で2位から5位となった。

30minトライアルではチャレンジャーがスタート直後に一気に後続を引き離してきた。ここまで初開催から8連覇しているミツバイクは2番手をキープするも、1周で10秒引き離され厳しい展開に。2周目には10番手から追い上げてきた#41長野県箕輪進修高校Bにも抜かれミツバイクは3位に後退した。

残り13分となった時点ではチャレンジャーがトップをキープしていたが、長野県箕輪進修高校Bが真後ろに迫ってきた。そこから10秒遅れて3位ミツバイク、その直後に長野県工科短大Cというトップ4で4周目に突入。直後に長野県箕輪進修高校Bがトップに浮上した。この周でミツバイクは10秒あった差を1.3秒まで詰め、トップ4は僅差の戦いに。30秒から1分の差でも1周で逆転することが珍しくないKV-Motoで、近年稀に見る僅差の優勝争いとなった。

残り約4分30秒で7周目に突入。4分から5分で一周を回ってくるトップ集団にとって残り1周なのか2周なのか、ギリギリの状態での7周目突入だった。トップ4の差は6秒だったが、1つ目のコーナーを曲がる頃にはひと塊に。そこから飛び出したのはミツバイクで、チェッカーが振られる数秒前に8周目に突入した。

その後ろは7周終了でチェッカーフラッグを受ける結果に。ミツバイクは1人8周目を走り、1周5分20秒以上かかったものの無事にチェッカーを受け1位が確定した。2位は長野県工科短大Cで、終了4秒後に7周完了でチェッカーを受けた。

ポールポジションからスタートし、最後まで優勝争いをしていたチャレンジャーはなんと完走できず26位。同じく最後まで優勝争いをしていた長野県箕輪進修高校Bは残り10メートルでエネルギーが尽き、なんとか乾電池を休憩させながらパワーを引き出して、1周7分20秒かけて6位でチェッカーを受けた。

3位には最低重量制限のあるDivNEXTクラスながら、3番手スタートからコンスタントな走りを見せた長野県飯田OIDE長姫高校原動機部が入った。

この結果、総合ポイントで優勝はミツバイク。チェッカーを受けても優勝を確信していなかったライダーの磯村翼さんは「とうとう負ける日が来たのかと思いました。周りに惑わされず、最後まで手を抜かずに走行したのが勝因です」と、初開催以来9連覇となる優勝を振り返った。

2位は長野県工科短大C、3位はDivNEXTクラスながら健闘し、高等学校トップとなった長野県飯田OIDE長姫高校原動機部。以下、近大高専ソーラーカー・EV部、#16長野県工科短大Dと続き、#43筑摩野中学校 科学技術部 エネワン班が中学校勢のトップとなる総合31位でチェッカーを受けた。

■KV-Moto総合結果(トップ10)

1.ミツバイク
2.長野県工科短大C
3.長野県飯田OIDE長姫高校原動機部
4.近大高専ソーラーカー・EV部B
5.長野県工科短大D
6.長野県箕輪進修高校A
7.長野県工科短大B
8.長野県箕輪進修高校B
9.近大高専ものづくり工房
10.ミツバイクJr

《藤木充啓》

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