メルセデスベンツの新型クーペ『CLE』、「AMGライン」は専用の内外装でスポーティに

メルセデスベンツ CLE クーペ の「AMGライン」
メルセデスベンツ CLE クーペ の「AMGライン」全 10 枚

メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は7月5日、新型2ドアクーペ『CLEクーペ』に、欧州で「AMGライン」を設定すると発表した。


◆AMGライン専用のアルミホイールや内装仕上げ

CLEクーペは、『Cクラスクーペ』と『Eクラスクーペ』を統合して誕生した新型2ドアクーペだ。このCLEクーペに、スポーティなAMGラインが用意される。AMGラインには、19インチの専用アルミホイールを標準装備した。最大で20インチのアルミホイールも用意する。ボディカラーは10色から選択できる。

インテリアには、ブラックの人工レザー「ARTICO」が標準装備される。シルバーのミックスメタルファブリックを使用した新開発の光沢トリムも装備した。オープンポアのブラックウッドパネルには、アルミインレイが配される。オープンポアのブラウン・ウォールナット・ウッドやアンスラサイト・ラインストラクチャー・ライムウッド、AMGカーボンファイバーも選択できる。

AMGラインには、シート部分に65%、インナーライニングに85%のリサイクル素材を使用した「ARTICO/MICROCUT」ブラックが標準装備される。また、マキアートベージュ+ブラック、トンカブラウン+ブラックのカラーも選択可能。縦方向にパイピングが施されたレザーシートと、キルト加工とパンチング加工が施されたダイヤモンドシェイプのナッパレザーシートもオプションで選べる。

◆インテグラルスポーツデザインのフロントシート

メルセデスベンツ CLE クーペ の「AMGライン」メルセデスベンツ CLE クーペ の「AMGライン」

インテリアには、独立した12.3インチのフルデジタルインストルメントディスプレイ、縦型の11.9インチセンターディスプレイを装備した。CLEクーペ専用に開発されたインテグラルスポーツデザインのフロントシートを採用している。

「EASY ENTRY」機能は、後席へのアクセス性を高める。フロントシートのロック解除はレバーではなく、ナッパレザー製のループで行う。このループは背もたれの上端にある。乗車後すぐにシートベルトを締めなかった人は、中央ディスプレイのボタンを押すか、ドアを再度開閉することにより、シートベルトフィーダーを作動させることができる。さらにCLEクーペは、シートベルトを締めていない場合に、新しい警告システムを作動させるメルセデスベンツの最初の車両のひとつだ。このシステムは、シートベルトを締めていない人が座っているシートにのみ反応する。

さらに利便性を高めるために、「KEYLESS GO」コンフォートパッケージが用意されている。ボタンを押すだけでエンジンが始動できるほか、ドアハンドルに触れるだけで、車両のドアを開錠・施錠できる。凹型のグリップは、暗闇でも方向を確認しやすいよう、照明付きとした。「HANDS FREE ACCESS」では、リアバンパーのセンサーエリアに足を向けるだけで、トランクを非接触かつ完全に自動開閉できる。

◆2.0リットル直4ガソリンターボに48Vマイルドハイブリッド

メルセデスベンツ CLE クーペ の「AMGライン」メルセデスベンツ CLE クーペ の「AMGライン」

CLEクーペのパワートレインには、最新の「ISG」(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を採用した4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。ISGはエンジンと9速ATの「9Gトロニック」トランスミッションの間に配置された電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねている。48ボルトのマイルドハイブリッドシステムだ。

このM254型エンジンは、排気量が1999cc。「CLE 300 4MATIC」グレードの場合、最大出力は258hp/5800rpm、最大トルクは40.8kgm/2000~3200rpmを発生する。最新のISGが、最大23hpのパワーと最大20.4kgmのトルクを引き出し、加速時などにエンジンをアシストする。動力性能は、0~100km/h加速が6.2秒、最高速は250km/h(リミッター作動)となる。

新しいツインスクロールターボは、メルセデスベンツのターボチャージャーの開発エンジニアと、メルセデスAMGペトロナスフォーミュラ1チームの協力の成果だ。新しいターボは、さらに瞬時のレスポンスを実現しているという。

また、このエンジンには、シリンダーコーティングの「NANOSLIDE」、シリンダーホーニングの「CONICSHAPE」、エンジンに直接配置された排気後処理システムが採用された。さらに、エネルギー回収とエンジンをオフにした状態での惰性走行により、効率性を追求している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  5. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る