時価総額は数百億円?! スーパーカーが約500台も集合、 THE MAGARIGAWA CLUBが正式オープン…房 巛 走 巛 祭

房 巛 走 巛 祭 - BO SO SAI -
房 巛 走 巛 祭 - BO SO SAI -全 38 枚

7月29日、30日に千葉県南房総市にある、会員制ドライビングクラブ「THE MAGARIGAWA CLUB」の開業を記念して「房 巛 走 巛 祭 - BO SO SAI -」を開催。スーパーカーやレーシングマシン、クラシックカーなどジャンルを超越した希少な車両が約500台集まった。

【画像全38枚】

また、普段は会員および会員の同伴者のみが利用できる同施設において、一般客向けに初めて開放された今回のイベント。多くの観客が会場に足を運び、29日は走行イベント、30日は集まったマシンの展示を中心に開催された。

さらに場内には地元である千葉県の食材を中心としたフードトラック、ワークショップやライブなど、フェスティバル形式で1日中楽しめるようコンテンツが揃えられた。

◆日常を離れてクルマを楽しめるように整えられた、エクスクルーシブな空間

THE MAGARIGAWA CLUBを運営するのは、コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド。「世界に唯一のドライビングクラブ」をコンセプトに、2015年にプロジェクトがスタート。総工費が約300億円、約8年の歳月を経て完成された会員制の高級ドライビングクラブだ。

羽田空港や都心から約1時間で到着でき、施設内からは東京湾や富士山の眺望を臨むことができる。都心部からのアクセスが良好かつ100万平方メートルの広大な敷地に、非日常な体験ができるような施設が揃えられた。また約300台収容できるガレージ施設や、走行前後のメンテナンスが可能なファクトリーも完備する。

最大の魅力は、刺激的なドライビングエクスペリエンスを提供する全長3.5kmのドライビングコース。起伏に富んだレイアウトは最大で上り勾配:20%、下り勾配:16%(標高差:約80m)、まるで“峠道”のような高低差を持つ。コーナー数は22で、ストレート長は800m、制限速度は設定されないが、アクセル全開でスピードを出さなくても楽しめるコース設計となっている。

その他、場内には同伴者や利用者が快適に過ごせるような施設が様々な形で点在する。天然温泉やスパ、レストランやバーラウンジ、さらに子供連れ向けのためにファミリーラウンジを完備する。加えて、ドライビングシミュレーターやテニスコート、ドッグラン、トレーニングコースなど多様なアクティビティが併設されている。

◆全開で駆け抜けるヒルクライム!ドライビングコース初のドリフト走行も

29日は開会式の直後から、ドライビングコースでの走行イベントを実施。約800mのバックストレートの全開で駆け抜けるヒルクライムやドリフトのデモランを開催。

さらにデモランを行ったレーシングドライバーの織戸学選手、箕輪大也選手、川畑真人選手、藤野秀之選手によるスーパーカー同乗のサーキットタクシーも開催された。

1日中貴重なマシンが数多く走行しており、コースサイドや施設内の観戦エリアにて、多くの観客がその様子を楽しんでいた。

さらに29日のフィナーレでは、コース上でパレードランを実施。場内を埋め尽くす貴重なマシンの姿に、会場にいる観客は魅了され、コース上は歓声とマシンの咆哮に包まれた。

今回のイベントを通じて感じたことは、やはりクルマ好きのユーザーの熱量の高さだ。もちろんそうでない観客も足を運んでいると思うが、それを含めて全員で楽しむことができる環境があるのがTHE MAGARIGAWA CLUBだろう。

またドライビングコースを駆け抜けていくマシンの姿は、見ているだけでも楽しめる風景。今後の想定はされていないと推測されるが、レースやドリフトなど一般客の来場を見据えたイベント開催の可能性も十分に感じられた。

◆正会員権は3,600万円から!世界でも類をみないドライビングクラブに

THE MAGARIGAWA CLUBの正会員権は、驚くことにすでに完売済(上限500名)。入会金は3600万円*で年会費は22万円。正会員は開業から6年目以降に、会員権を譲渡できる。コースの利用日数は年間約315日で、正会員のコース利用費は半日で1万1000円、ゲストドライバーのコース利用費は半日で5万5000円。(*2023年6月までに申し込む場合)

準会員となるアソシエイト会員も存在し、会員上限数は750名で入会金は400万円*。年次諸費用は105万円で、さらに有効期限は5年かつ更新する場合は180万円が必要。コース利用日数は年間約270日に制限されるが、コース利用費は正会員と同じ設定だ。(*2023年6月までに申し込む場合)

アソシエイト会員であれば、正会員と比較すると幾分その敷居は低くなる。クルマ好きの究極ともいえるTHE MAGARIGAWA CLUBの会員権。手に入れるのかどうかはさておき、注目の施設ということに違いないだろう。

《後藤竜甫》

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