400万円台から買える「日本にちょうどいいボルボ」発表、電気自動車『EX30』女性新社長とWデビュー

8月にボルボ・カー・ジャパン代表取締役に就任した不動奈緒美氏と新型『EX30』
8月にボルボ・カー・ジャパン代表取締役に就任した不動奈緒美氏と新型『EX30』全 28 枚

ボルボ・カー・ジャパンは24日、完全電気自動車(BEV)の新型コンパクトSUV『EX30』を発表した。日本の立体駐車場にも入るボルボ史上最小のSUVかつBEVで、価格は559万円。EV補助金などを活用することで「400万円台から購入できる」とアピールする。一回の充電あたりの航続距離は最大480km。

EX30は2030年までに販売する車種の100%をBEVにすると宣言しているボルボの新たな主力モデル。日本でも2025年までに1万台以上のBEVの販売を目指しており、ワールドプレミアからわずか2か月での日本導入もそうした意気込みの現れだ。

ボディサイズは全長4235mm×全幅1835mm×全高1550mmで、日本車ではトヨタの『ヤリスクロス』に近い欧州Bセグメントに属するコンパクトさが特徴。この8月にボルボ・カー・ジャパン代表取締役に就任したばかりの不動奈緒美氏は「まるで日本のためにつくられたようなクルマ」と紹介した。

EX30とボルボ・カー・ジャパンの不動奈緒美 代表取締役EX30とボルボ・カー・ジャパンの不動奈緒美 代表取締役

先行して発表され、日本には2024年に導入予定の大型のSUV『EX90』に倣った最新デザインを特徴とし、リサイクル素材を多用しながらもシンプルでクリーンな内外装とした。インテリアにはウールの混紡素材や廃デニムを素材として使うなどしながらスウェーデンのブランドらしい暖かみのある室内としている。

当初の導入グレードはシングルモーターの「EX30 Ultra Single Motor Extended Range」1種類のみで、最高出力は272ps、最大トルクは343Nm。バッテリー容量は69kWで、約30分の急速充電で10%から80%までの充電が可能。

通常販売は11月中旬から開始予定で、デリバリー開始は2023年内の予定。年内2000台を受注する計画だ。また通常販売に先駆けて、月額9万5000円で利用できるサブスクリプションの受付を10月2日より開始する。申込金や頭金不要、任意保険や諸費用が含まれ、3か月前の申し出でペナルティなしで解約できるなど「透明性の高いパッケージ」と同社は説明する。

不動代表は、「すでに日本でのボルボ車の販売に占める電気自動車の割合は1割以上に達しているが、EX30の発売により、電気自動車の販売をさらに加速させるものと確信している」と語る。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「戻せばOK」は通用しない! 現代チューニングの合法ルールとは~カスタムHOW TO~
  2. 日産がエルグランドなど新型4車種投入へ…NISSAN START AGAIN
  3. 「通勤とか買い物にちょうどよさそう」オシャレ系特定小型原付『ウォンキー』にSNSでは反響
  4. ハーレーダビッドソン、横浜で交通安全パレード開催へ 先頭ライダーは魔裟斗
  5. ショッピングセンターに320台の名車・旧車が大集結…第5回昭和平成オールドカー展示会
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. AI家電を車内に搭載!? 日本導入予定の新型EV『PV5』が大胆なコンセプトカーに
  2. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  3. EVシフトの大減速、COP消滅の危機…2024年を振り返りこの先を考える 【池田直渡の着眼大局】
  4. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  5. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
ランキングをもっと見る