ラグジュアリーを極めた! レンジローバー に「SVカーメル」登場…北米限定

ランドローバー・レンジローバー の2024年モデルの「SVカーメル・エディション」
ランドローバー・レンジローバー の2024年モデルの「SVカーメル・エディション」全 10 枚

ランドローバー(Land Rover)は8月21日、最上位SUV『レンジローバー』の2024年モデルに「SVカーメル・エディション」を設定すると発表した。


◆前後でシートの色が異なるツートーン仕様

「モントレー・カーウィーク2023」に合わせて開設した「レンジローバー・ハウス」において、実車を初公開した。北米市場専用に限定生産される予定だ。

SVカーメル・エディションは、米国カリフォルニア州カーメル周辺の海岸線と入り江に沿って見られる風景にインスパイアされ、「SVビスポーク」がカスタマイズに取り組んだ。「スペシャルエフェクト・グロスホワイト」のボディカラーで塗装。23インチのトリプルフィニッシュ・ダイヤモンド・ターンドホイールが足元を引き締める。

ロングホイールベース仕様がベースだ。インテリアは、ツートーン仕上げ。前席がホワイト系のパーリーノ、後席が赤系のディープガーネットのセミアニリンレザーを採用した。クリームアッシュバー仕上げのパネル、グロスホワイトのセラミック製スイッチ、パールオイスターカーペットも装備する。4シーターの「SVシグネチャースイート」仕様には、電動で展開するクラブテーブルと冷蔵庫が追加されている。

◆13.1インチの「Pivi Pro」インフォテインメントシステム

最新の「Pivi Pro」インフォテインメントシステムを搭載する。レンジローバー史上最大のタッチスクリーンは13.1インチで、湾曲したフローティングデザインが特長だ。スマートフォンに着想を得たインターフェースを導入する。空調コントロール用のスイッチと連携して、主要な車両機能を直感的に制御できるようにした。

最新のPivi Proは、新開発のセミフローティング13.7インチのインタラクティブドライバーディスプレイと連携して機能する。このディスプレイは、Pivi Proのメインスクリーンのデザインを反映して、3パネルレイアウトとし、新しい高解像度グラフィックを導入した。ステアリングホイールのコントロールスイッチを使用して、表示内容をカスタマイズできる。

ランドローバーとしては初めて、画面に触れて押すと、センターディスプレイが触覚フィードバックを提供するようになった。操作時に画面を見なくても、確認が得られるため、Pivi Proをさらに直感的に操作できるという。

ランドローバー・レンジローバー の2024年モデルの「SVカーメル・エディション」ランドローバー・レンジローバー の2024年モデルの「SVカーメル・エディション」

◆4.4リットルV8ツインターボは最大出力606hp

ベースは「P530」グレードで、4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。このエンジンに、マイルドハイブリッドテクノジーを組み込んだ。米国仕様の場合、最大出力は606hpを発生する。

「インテグレーテッド・シャシー・コントロール(ICC)システム」を採用する。これにより、レンジローバーならではの走破性能と乗り心地を両立させることを狙う。「オールホイール・ステアリング」は、高速安定性とランドローバー史上最少の回転半径を可能にする。新機能の「ダイナミック・レスポンス・プロ」は、あらゆる環境下で落ち着きのある乗り心地と敏捷性を高めるために、素早く反応する電子ロールコントロールが備わる。

さまざまな革新的テクノロジーを採用した。第3世代となる新しい「アクティブ・ノイズ・キャンセレーション」技術により、走行中も静粛な室内環境を可能にする。静かで密閉されたボディアーキテクチャーをベースに、車両の外側に設置したマイクとヘッドレスのスピーカーを使用して、ノイズキャンセリング機能付きのハイエンドヘッドホンのように、室内の乗員に静かなパーソナルスペースをもたらす、としている。

《森脇稔》

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