メルセデスベンツ初の電動SUV『EQC』がいよいよ第2世代へ、専用プラットフォームで何が変わる?

メルセデスベンツ EQC 次期型プロトタイプ(スクープ写真)
メルセデスベンツ EQC 次期型プロトタイプ(スクープ写真)全 14 枚

メルセデスベンツのEV戦略の中でも中核を担うであろう電動SUV、『EQC』の次世代モデルをスクープだ。EV専用プラットフォームで登場する次期型は、果たしてどのような進化を果たすのか?

初代となる現行型EQCは、2018年にデビュー。主力SUVの『GLC』をベースに、電動モデルに特化した「EQ」ブランド第一弾として発売され、スマートなキャビンと低レベルのロードノイズが長所となっている。一方で、内燃機関のGLCをベースとしていることで、EVならではの優位性である航続距離や走りのパフォーマンスなどに課題だあった。

次期型では、電動モデル専用に開発された「MB.EA」アーキテクチャを採用し、キャビンやラゲッジスペースが拡大されるほか、EV性能も大幅に向上する。航続距離は1000km、最高出力も400psから500psオーバーへ向け開発が進められるという。

◆市販型ボディのプロトタイプを激写!

メルセデスベンツ EQC 次期型プロトタイプ(スクープ写真)メルセデスベンツ EQC 次期型プロトタイプ(スクープ写真)

2年前にも初期のプロトタイプを捉えていたが、今回が初の市販型ボディによるプロトタイプだ。ただし、ヘッドライトとテールライトはプレースホルダー(ダミー)であることがわかる。現行型EQCと比較するとサイドミラーがドアの低い位置に取り付けられ、ボンネットがよりタイトに、テールゲートがより高い位置に新設計されている様子がうかがえる。また側面では電動式のポップアウト・ドアハンドルが確認できる。

EV専用プラットフォームを採用しているとはいえ、現行モデルと比べて特別オーバーハングが短いわけではなさそうだが、キャビン内のスペースが改善されるために、ホイールベースが長くなることが期待される。また後部のナンバープレートがかなり高い位置にあり、テールゲートには新ルーフスポイラーとライトバーが装備されている。

メルセデスベンツは、すでにドイツのブレーメンとハンガリーのケチケメートの工場でMB.EAベースのEVを組み立てると発表している。噂によるとメルセデスは、早ければ2024年にも「EQ」ブランドの段階的な廃止を開始することを決定したといい、EQC次世代型の車名にも注目だ。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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