1/64スケールクラスのサイズで、フィクションからノンフィクションまで、さまざまなシーンをモチーフとするアメリカ生まれのミニカーブランド、『ホットウィール(Hot Wheels)』。9月はあの大人気カーアクション映画の関連アイテムが充実。
最新作がロングランヒットしている、映画「ワイルド・スピード」シリーズ。その劇中車を再現したミニカーが一挙16アイテムもラインナップに加わるのだ。その他にもベーシックカーやプレミアム2パック、チームトランスポーター、カーカルチャーなどバラエティに飛んだ車両が続々登場。注目車種を一気にご紹介。
最新作『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』から「初代Z」が登場!歴代作品の新作も要チェック

ホットウィールの基本ラインナップであるベーシックカーでは『ワイルド・スピード テーマアソート』として10台を用意した。中でも日本を舞台にした第3作「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」の「マツダRX-8」、第5作「ワイルド・スピード MEGA MAX」の「1971 日産スカイラインH/T 2000GT-R」、最新作『ファイヤーブースト』の「ダットサン 240Zカスタム」はニューキャスト(新金型)での商品化だ。

さらに第1作からはシリーズの象徴的な1台である「’70 ダッジ・チャージャーR/T」、第2作の「ホンダ S2000」、第4作の「’69 カマロ」、第6作の「2009 日産 GT-R」、第7作の「ブガッティ・ヴェイロン」、第8作の「’15 メルセデス-AMG GT」、第9作の「’17 アキュラ NSX」が揃う。

いずれもパッケージには登場作品名が記されているので、コレクションとしてもコンプリートしたときの満足感は桁違い。ワイスピファンならずともコレクション必須のアソートだ。
ワイルド・スピード好きにはたまらないプレミアムカー、あの“オレンジのアルファ”に大注目

ダイキャストシャシーと、リアルライダーと呼ばれるゴムタイヤを採用するプレミアムカー仕様の単品アイテムは5台。まずは最新作の『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』に登場する「アルファロメオ・ジュリア・スプリントGTA」。サン・カン演じるハンがローマを走るジュリア2000GTVをイメージしたカラーリングを、段付きこと初期のホモロゲーションモデルであるGTAで再現。ヘッドライトは本来の2灯から4灯へ変更している。

この他に第1作からは「1999 日産マキシマ」と「カスタム・アキュラ・インテグラ・セダンGS-R」とミニカー化はレアな2台の日本車。第7作からはレースシーンでチラリと映る「BMW M3 E46」、第9作からはアメリカンプロレス界のスーパースター、ジョン・シナ演じるジェイコブが乗ったGT350ベースの「カスタム・マスタング」がセレクトされた。
ワイスピといえばの“オレンジのスープラ”がセットに?! HKSカラーのR33もたまらない

同一テーマに基づく2台のプレミアムカーをセットにした「プレミアム2パック」にも映画『ワイルド・スピード』から「2021トヨタGRスープラ/トヨタ・スープラ」が加わる。第1作で主人公のブライアンが乗った80スープラと、第9作で人気人物でもあるハンが駆る強力磁石を搭載した90スープラのセットだ。

それ以外にもレーシーな2アイテムがデビュー。チューニング好きなら「日産スカイラインGT-R(BNCR33)/MBKバン」は見逃せない。チューニングパーツの名門、エッチ・ケー・エス(HKS)が手がけるレースカーを思わせるカラーリングが施されたのは、最近になって人気再燃中のR33GT-Rと、ハイエースやキャラバンを彷彿させるホットウィールオリジナルのバン。競技車両とサポートカーを思わせるシーンが演出された組合せだ。
もう1つが「1969 フォード・マスタング/2014 カスタム・マスタング」。モータースポーツを古くから支えるアメリカのオイルブランド『ガルフ』のアイデンティティカラーをまとった新旧マスタングで、60年代のSCCAトランザム・シリーズのホモロゲーションモデルであるボス302と、第5世代後期型のカスタム仕様がタッグを組んだ。
ベーシックカーからも『ワイルド・スピード』の劇中車が!シルバーの眩しいコルベットが登場

スタンダードなベーシックカーも、楽しみな車種が目白押し。最も注目したい車種は「コルベット・グランスポーツ・ロードスター」だ。ベースとなったのは、スティングレイのサブネームをはじめて用いた1963年デビューの2代目コルベット。グランスポーツは、国際GTレースカー規定を満たすべく125台が生産される予定だったが、GMがモータースポーツ撤退方針を打ち出したため、5台のみにとどまった幻のモデルだ。その後、4/6/7代目の限定車に与えられた名称のルーツでもある。
独特なボンネットや固定式ヘッドライト、リアフェンダー上のエアスクープ、切り欠かれたホイールアーチなど、グランスポーツの特徴をオープンボディに余すことなく盛り込んだシルバーのスティングレイ。じつはこの仕様を摸したレプリカは、『ワイルド・スピード』シリーズ第5作にも登場しおり、冒頭でブライアンとドミニクが川に大ジャンプを決めた1台。

ベーシックカーはそのほか、広大なガラスルーフと積載したゴーカートの造形が芸コマな「ダッジバン」、フォルクスワーゲン・タイプ2のショート化カスタムカーがモチーフの「クールコンビ」、ランボルギーに初の市販ハイブリッドにして3.9億円という価格にも度肝を抜かれた「ランボルギーニ・シアン FKP37」が発売される。
ファイヤーアンドシルクなメルセデス・ベンツの名車『500E』が登場!

プレミアムカー仕様のカーカルチャーには、「キャニオン・ウォリアーズ」シリーズの5アイテムを追加。ワインディングを気持ちよく走ってくれそうなネオクラシックの欧州車がならぶ。
まずは「メルセデス・ベンツ500E」。W124型ミディアムクラス・セダンをベースに、R129型500SLのV8エンジンやサスペンションなどを移植し、製造工程の一部とチューニングをポルシェが手がけた、言わずと知れたメルセデスのレジェンドだ。1990年に発表され、日本でも根強い人気を誇る500E、その特徴的なワイドフェンダーなどを忠実に再現している。

さらにE39型5シリーズの最強版にして、今なお評価が高い「’01 BMW M5」、ボルボ初のミリオンセラーとなった140シリーズの2ドアセダンをモディファイした「’73 ボルボ 142 GL」、1980年代に欧州フォードの屋台骨を支えたシエラの高性能モデルである「’87フォード・シエラ・コスワース」を設定。また、FRポルシェのエントリーモデルである「’89 ポルシェ 944ターボ」は、荷室に聴診器が見える。これはホットウィールの夭逝したデザイナーであるリュウ・アサダ氏が、生前に彼を喜ばせようとポルシェを購入した担当ドクターへの感謝を込めたものだ。
映画「ワイルド・スピード」の歴代10作品に登場した劇中車が揃う「ワイルド・スピード テーマアソート」の価格は各550円(税込)、同じくワイスピシリーズのプレミアムカーの価格は各880円(税込)、名車が2台セットになったプレミアム2パックの価格は各1,760円(税込)、毎月バラエティ豊富な車両が登場するベーシックカーの価格は各440円(税込)、時代を彩る欧州車がコレクションされたカーカルチャーの価格は各880円(税込)だ。
魅力的なアイテムを数多く送り出し続けるホットウィール。最新情報は公式Facebookをチェックしよう!
世界No.1のミニカーブランド!ホットウィール公式Facebookはこちら