【トヨタ センチュリー 新型】スペック比較…ロールスロイスのSUV『カリナン』

トヨタ センチュリー 新型(上)とロールスロイス・カリナン(下)
トヨタ センチュリー 新型(上)とロールスロイス・カリナン(下)全 29 枚

トヨタの最高級ショーファードリブンカー『センチュリー』に9月6日、SUV風ボディの新タイプが追加された。運転手が運転することが前提のショーファードリブンの超高級車といえば、英国のロールスロイスだ。やはりSUVの『カリナン』がラインナップされており、これとスペックを比較した。

◆ボディサイズ比較

トヨタ センチュリー 新型トヨタ センチュリー 新型

●センチュリー新タイプ

全長:5205mm
全幅:1990mm
全高:1805mm
ホイールベース:2950mm

ロールスロイス・カリナンロールスロイス・カリナン

●ロールスロイス・カリナン

全長:5341mm
全幅:2000mm
全高:1853mm
ホイールベース:3295mm

最大寸法はロールスロイス・カリナンの方が若干大きい。カリナンは明確にSUVだが、センチュリーのほうは、既存の車種ではSUVのフォーマットに近いものの、トヨタ自らはSUVとは言っていない。

◆居住性比較

トヨタ センチュリー 新型トヨタ センチュリー 新型

●センチュリー新タイプ

室内長:2145mm
室内幅:1605mm
室内高:1245mm

ロールスロイス・カリナンの室内各部寸法はスペックとしては公表されていない。センチュリーもそうだが、装備によって数値は変わるし、このクラスでは、どちらが広い、狭い、と比べるものでもないだろう。

ロールスロイス・カリナンロールスロイス・カリナン

◆エンジンスペック

●センチュリー新タイプ(PHEV)

エンジン型式:2GR-FXS
種類:V型6気筒
総排気量:3.5リットル(3456cc)
最高出力:193kW(262PS)/6000rpm
最大トルク:335Nm(34.2kgm)/4600rpm

フロントモーター
最高出力:134kW(182PS)
最大トルク:270Nm(27.5kgfm)
リアモーター
最高出力:80kW(109PS)
最大トルク:169Nm(17.2kgfm)

システム最高出力:303kW(412PS)

●ロールスロイス・カリナン

型式:N74B68
種類: V12気筒ターボエンジン
総排気量:6.75リットル(6748cc)
最高出力:420kW(571PS)/5000rpm
最大トルク:850Nm(86.67kgm)/1600rpm

パワーユニットを比べても、ロールスロイス・カリナンはひとクラス大型だ。

◆燃費、駆動系比較

トヨタ センチュリー 新型トヨタ センチュリー 新型

●センチュリー新タイプ

燃費(WLTC):14.2km/リットル
最小回転半径:5.5m

●ロールスロイス・カリナン

燃費(WLTP):15L/100km
最小回転半径:約6.6m
最高速度:250km/h

カリナンの燃費は6.7km/リットル相当となり、気筒数や排気量の違いに応じてその差も如実に現れている。最小回転半径は1mほど異なり、センチュリーのほうがより様々な場面での使用を想定している。またセンチュリーの諸元表には最高速度の記載がない。

◆車両価格

トヨタ センチュリー 新型トヨタ センチュリー 新型

●センチュリー新タイプ

2500万円

●ロールスロイス・カリナン

4000万円?

この手の高級車はオーナーがビスポーク(カスタマイズ)するので、車両価格はあまり意味をなさない。センチュリーの2500万円はスタンダードな素のスタート価格。カリナンもメーカー希望小売価格は公式資料に記載されておらず、実勢価格でこれぐらいからか。これだけ払えば買えるがこれしか払わない人はいない、という金額だ。

《大矢根洋》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る