BMW X5 改良新型にロングホイールベース仕様 中国専用で9月発売

フロントバンパーのエアインテークが専用デザイン

「BMWカーブドディスプレイ」を採用

48Vマイルドハイブリッドテクノロジー

BMW X5 ロングホイールベース 改良新型の「xDrive 40Li」
BMW X5 ロングホイールベース 改良新型の「xDrive 40Li」全 10 枚

BMWは8月25日、ミドルクラスSUV『X5』のロングホイールベース仕様の改良新型を発表した。中国で生産され、9月中に現地で発売される予定だ。


◆フロントバンパーのエアインテークが専用デザイン

通常のX5よりもホイールベースが130mm延長されており、後席乗員の足元のゆとりが拡大した。リアドアも大型化されており、乗降性を引き上げた。専用設計のシートや専用装備により、長距離走行時の快適性も向上している。「xDrive 30Li」と「xDrive 40Li」の2グレードが設定される。

改良新型のフロントマスクは、通常のX5と異なる仕上げだ。フロントバンパーのエアインテークが専用デザインになる。

その他は、通常のX5改良新型と同様で、新しいヘッドライトユニットは、従来よりも35mm細くなった。矢印型のデイタイムドライビングライトは、ウインカーの役割も果たす。テールライトもデザインが変更され、彫刻的な光ファイバー製ライトガイドが採用されている。

BMW X5 ロングホイールベース 改良新型の「xDrive 40Li」BMW X5 ロングホイールベース 改良新型の「xDrive 40Li」

◆「BMWカーブドディスプレイ」を採用

インテリアでは、インストルメントパネル、ドアパネル、専用のコンフォートシートの表面を、きめの細かい「Sensafin」でトリミングした。標準装備のトラベル&コンフォートシステムには、前席背もたれにUSB-Cポートが装備されている。

直感的なタッチコントロールと音声による制御が可能な 「BMWカーブドディスプレイ」を採用した。フルデジタル化されたBMWカーブドディスプレイは、ドライバー正面の12.3インチのインフォメーションディスプレイと、ダッシュボード中央の14.9インチのコントロールディスプレイで構成され、表面を1枚の大型ガラスで覆った。

BMWコントロールディスプレイのタッチコントロール機能により、スイッチの数が大幅に削減され、さまざまな機能をデジタルでコントロールできる。助手席前方のトリムには、LEDバックライトを備えたアンビエントライトバーが付く。明るさや15種類の色の切り替えは、「iDrive」メニューで操作できる。

BMW X5 ロングホイールベース 改良新型の「xDrive 40Li」BMW X5 ロングホイールベース 改良新型の「xDrive 40Li」

◆48Vマイルドハイブリッドテクノロジー

パワートレインには、48Vのマイルドハイブリッドテクノロジーを組み合わせる。パワフルな電圧48ボルトのスタータージェネレーターと第2のバッテリーを搭載することで、ブレーキエネルギーの回生量や電力量を増加させているのが特長だ。この電気エネルギーは、電装品に電力を供給するだけでなく、エンジンの負荷を軽減させたり、パワーを高めたりするためにも使用される。

48Vスタータージェネレーターは、エンジンをアシストする電気駆動ユニットのように作動し、エンジンを可能な限り、効率的な範囲内で作動できるようにする。 一方、電動オーバーブースト機能は、フルスロットルで加速するときに、ダイナミックなパフォーマンスを可能にするという。

この電動オーバーブースト機能では、8速AT「ステップトロニックスポーツ」と一体設計されたスタータージェネレーターが、瞬時に最大出力12hp、最大トルク20.4kgmの電気ブースト効果を生み出し、追い抜きや追い越しがさらにダイナミックに行えるようになる。また、このパワフルなスタータージェネレーターは、定速走行時にエンジンを補助することで効率を高め、オートスタートストップ時やコースティング機能を使って、走行中の快適性を追求している。

《森脇稔》

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