[DSPを使えば音が変わる!]単体DSPの注目モデルを総ざらい!

『フォーカル・FSP-8』のサウンドチューニングの設定画面。
『フォーカル・FSP-8』のサウンドチューニングの設定画面。全 4 枚

カーオーディオシステムの音を良くしたいと考えたとき、今や「DSP」の使用は欠かせない。場合によってはスピーカー交換よりも先に実行されることも増えてきた。当特集では、「DSP」が力を発揮するその訳と、選び方、使い方までを詳細にリポートしている。

【画像全4枚】

◆リーズナブルな本格機、『PLUG&PLAY DSP』に注目!

さて、前回の記事にて「単体DSP」のトレンド分析を行ったが、今回は具体的にはどのような機種があるのかを紹介していく。

早速本題に入ろう。まずは手頃なモデルの中の注目作を見ていく。その筆頭として挙げるべきはこちらだ。国産ハイエンドカーオーディオメーカーの「ビーウィズ」がプロデュースする気鋭ブランド「PLUG&PLAY(プラグ アンド プレイ)」の『PLUG&PLAY DSP』(税抜価格:10万円)から紹介しよう。

ちなみに同ブランドは、本格的なサウンドを手軽に手にできるモデルをユーザーに届けることをコンセプトとしていて、「パワーアンプ内蔵DSP」も2機種用意する。なお導入のハードルの低さで言えばその2モデルに分があるが、好みの「外部パワーアンプ」を組み合わせて本格システムを作り上げることに興味があれば、当機の使用を検討しよう。

なお当機も、導入のハードルはそれほど高くはない。というのも価格は至ってリーズナブルだ。しかしその上で能力も十二分。8chを制御できるので本格的なスピーカーレイアウトである「フロント3ウェイ+サブウーファー」にも対応する。または「フロント2ウェイ+サブウーファー+リア」のコントロールも可能だ。

そして『PLUG&PLAY DSP』は、サウンドチューニング能力もハイエンド機に迫るレベルに仕上げられている。イコライザーはch独立31バンドパラメトリックタイプで、クロスオーバー、タイムアライメントも本格仕様だ。

フォーカル・FSP-8フォーカル・FSP-8

◆フランス発の名門「フォーカル」も、手頃な「単体DSP」を用意!

手頃なモデルをもう1機種紹介しよう。フランス発の世界的なスピーカーブランド「フォーカル」も実は、「単体DSP」を1機種持っている。製品名は『FSP-8』(税抜価格:11万円)だ。

当機もリーズナブルであることを特長としながらも、機能が充実している。まず、この価格にして8chをコントロールできることはすなわち利点だ。その上でサウンドチューニング機能も高い。イコライザーはch独立にて調整でき、バンド数は10バンドと特に多くはないものの調整したい周波数ポイントと影響が及ぶ範囲を任意に選べるパラメトリックタイプだ。普通に使う分において不足を感じることはないはずだ。その他クロスオーバーとタイムアライメントも詳細なコントロールを行える。

続いては、サウンドコンペティターからの支持も厚い「ヘリックス」のラインナップを紹介しよう。

同ブランドは現在、「単体DSP」を4機種擁している。なお素の音質性能にも寄与する独自パーツ「ACO」が現行モデルのすべてに装備され終わり、各機とも最新仕様となっている。

リゾルト・T-DSPmk2リゾルト・T-DSPmk2

◆幅広く人気機種を用意する「ヘリックス」。新鋭「リゾルト」も支持率が上昇中!

なお「ヘリックス」が擁する4機種の主な違いは、コントロールできるch数にある。トップエンド機の『DSP ULTRA』(税抜価格:24万円)では12chを制御可能だが、最廉価な『DSP MINI MKll』(税抜価格:9万円)は、6chをコントロールできるにとどまる。

とはいえスピーカーレイアウトが「フロント2ウェイ+サブウーファー」であるならば、『DSP MINI MKll』で不足はなく、低コストで「ヘリックス」ならではの高性能なコントロール機能とサウンドクオリティを楽しみたいと思ったら、これを選ぶのもアリだ。

そしてもう1つ、ここにきて注目度が上がっている新ブランドを紹介しよう。それは、ロシア発の「リゾルト」だ。同社は2015年に立ち上げられ2019年に3機種の「単体DSP」をリリースし、たちまちのうちに世界で注目を集めた。日本のハイエンドカーオーディオ愛好家の間でも今、支持率がじわじわと高まっている。

なお、用意されている3機種のうちトップエンドモデルとなる『M-DSP』の税抜価格はなんと86万円。顕著に高級だが、性能も高い。16chをもコントロールできる。そしてそれに続く『T-DSPmk2』(税抜価格:63万円)も人気が高い。当機はコントロール可能なch数は8chとなるものの、素の音質性能とコントロール機能は価格に見合う実力を携える。

今回は以上だ。次回は最終回として「DSP」の魅力と選び方のまとめの解説をお届けする。お楽しみに。

《太田祥三》

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