【F1 シンガポールGP】フェラーリのサインツが今季初優勝

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F1第16戦シンガポールGPの決勝レースが17日、マリーナ・ベイ市街地コースで行われ、カルロス・サインツ(フェラーリ)がポールトゥウィンを達成。レッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンの連勝記録更新を阻止した。

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前日に行われた予選では、カルロス・サインツ(フェラーリ)が2戦連続のポールポジションを獲得。2番手がジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手がシャルル・ルクレール(フェラーリ)というトップ3となった。ここまでF1新記録となる10連勝を飾っているマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は、なんと11番手、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)は13番手と、レッドブル・ホンダは2台ともQ2で敗退する波乱があった。

決勝レースは62周。スタートではルクレールがラッセルを抜いて2位に浮上する間、4番グリッドのルイス・ハミルトン(メルセデス)がコースを飛び出た。ハミルトンはショートカットした形で3位ラッセルの前でコースに戻ったがこれはペナルティ対象。ラッセルの後ろから迫るランド・ノリス(マクラーレン)との位置関係で時間がかかったものの、2周目には譲り、ラッセルが3位のポジションに戻った。

サインツを先頭にルクレール、ラッセル、ハミルトン、ノリスのトップ5。まわりがミディアムタイヤを履く中、ひとりソフトタイヤでスタートしたルクレールは早目にトップに立ち後続との差を広げる必要があったが、チームメイトのサインツの前に出ることは出来ずレースが続いた。

11番グリッドスタートのフェルスタッペンはスタート直後に10番手に浮上。2周目には9位、6周目には8位と、11連勝に向けて順調に順位を上げてきた。

レースが大きく動いたのは20周目。壁に接触したマシンがピットに戻る際に、コース上にマシンの破片が撒き散らされ、セフティーカーが導入された。僅差で戦う上位は1チーム2台のタイヤ交換を行う必要があるため、2位のルクレールは待たされ6位に後退。ハードタイヤのフェルスタッペンとペレスはステイアウトし、フェルスタッペンが2位、ペレスが4位に上がってきた。しかしレッドブル・ホンダの2台は1回タイヤ交換を行う必要があり、完全に不利な状況となった。

レッドブル・ホンダの2台は使い古したタイヤで徐々に順位を下げ、ペレスは39周目、フェルスタッペンは40周目にタイヤ交換を行った。コースに戻るとペレスは18位、フェルスタッペンは15位に後退。完全に優勝争いから脱落した。

42周目、トップサインツの0.8秒後方にラッセルつけ、以下ノリス、ハミルトン、ルクレールが僅差で前を追っていた。44周目、コース上でアクシデントがありバーチャルセフティーカー(追い越し禁止で一定の速度で相当)が導入され、このタイミングでラッセルとハミルトンのメルセデス勢はピットに飛び込み、ミディアムタイヤに履き替えた。コースに戻るとラッセルは4位、ハミルトンは5位に後退したが、新品タイヤでここから挽回を図る作戦だ。

ラッセルとハミルトンは55周目にルクレールを抜き3位、4位に順位を上げてきた。57周目には2位のノリスに追いつき、トップのサインツからノリス、ラッセル、ハミルトンまでが1秒程度の差で優勝争いをする展開に。ラッセルは何度もノリスに仕掛けるが抜くには至らず、その間に後ろからハミルトンが迫る場面が何度も訪れたが、ファイナルラップにラッセルがコースアウト。これでハミルトンが3位に浮上した。

優勝したのはサインツで、2022年第10戦イギリスGP以来自身2度目の優勝。2位はノリスで第11戦ハンガリーGP以来4戦ぶりの表彰台となった。3位はハミルトンで第10戦イギリスGP以来5戦ぶりの表彰台。そして4位はルクレールで、フェルスタッペンが6位まで挽回してフィニッシュした。

■ホンダ勢はフェルスタッペン6位、ペレス8位、ローソン9位、角田リタイヤ

予選ではレッドブルの2台がQ2敗退、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)はQ2で2回のアタックともにノータイムで15位と苦労した中、リアム・ローソン(アルファタウリ・ホンダ)だけがQ3に進出し10番グリッドを獲得した。

角田はスタートで一気に順位を上げたが、他車と接触してタイヤの空気が抜け1周目にリタイヤと、スタート前にリタイヤとなった前戦イタリアGPに引き続いてほとんど戦えず戦列からさる結果となった。フェルスタッペンはタイヤ戦略が外れ一時15位まで後退したが最終的に6位。ペレスも同じくタイヤ戦略が外れたが、8位でフィニッシュした。ローソンは健闘し、順位をひとつ上げて9位入賞を果たした。

次戦はいよいよF1第17戦日本GP。9月22日から24日の日程で三重県・鈴鹿サーキットを舞台に開催される。

■シンガポールGP決勝レース結果

1.カルロス・サインツ(フェラーリ)
2.ランド・ノリス(マクラーレン)
3.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
5.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
6.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
7.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
8.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
9.リアム・ローソン(アルファタウリ・ホンダ)
10.ケビン・マグヌッセン(ハース)
11.アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)
12.周冠宇(アルファロメオ)
13.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
14.ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
15.フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)
16.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
以上完走扱い

--.バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
--.エステバン・オコン(アルピーヌ)
--.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

《藤木充啓》

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