スカイラインの次は『アリア』か!? BEVで実現するNISMOの走りとは

日産 アリア NISMO プロトタイプ(スクープ写真)
日産 アリア NISMO プロトタイプ(スクープ写真)全 12 枚

『スカイラインNISMO』が登場し話題となったが、電動SUV『アリア』にも高性能なNISMOモデルが登場する。スポーティな出で立ちで開発テストをおこなうプロトタイプの姿を、ドイツ・ニュルブルクリンク付近でスクープした。

日産アリアは2020年に発表され2022年より世界で販売を開始したBEV(バッテリー式電気自動車)で、ファストバックスタイルを持つ流麗なクーペSUVだ。そして日産のレース/カスタマイズブランドであるNISMOの市販車といえば、レースシーンで磨かれた経験と技術を注ぎ込んだ高い走行性能が売り。『GT-R』や『フェアレディZ』といったスポーツカーだけでなくコンパクトカーの『ノート』やBEVの『リーフ』などにも設定されてきた、人気のブランドだ。

今回撮影されたプロトタイプはNISMOモデルらしい赤い装飾などは見られないが、フロントエンドを見るとエアインテークが拡大されていることに気づく。高負荷走行時の冷却効果を高めるねらいなのは明らかだ。バンパー下部のスポイラーもより大型化し、見るからにパフォーマンス重視のスタイリングだ。またグリル両端のサイドインテークはショート化されているように見え、新しいセンサーと思われるものが組み込まれている。

日産 アリア NISMO プロトタイプ(スクープ写真)日産 アリア NISMO プロトタイプ(スクープ写真)

側面では厚みのあるスポーティーなサイドスカート、足回りには「ミシュラン・パイロット・スポーツタイヤ」を装着。ブラックの大径ホイールが最終的なものかは不明だが、走りを予感させるスタイリングに仕上がっている。リアバンパーも新設計されているほか、テールライトのすぐ上に小さなリアウイングが追加されているのもポイントだ。高速走行時の安定感や、高速ハンドリング性能の向上が期待できそうだ。

ベースとなるアリア(B6・2WD)のスペックは、最高出力218ps、最大トルク300Nmで、2モーターの「リミテッド」では同じスペックのモーターを後輪軸にも搭載する。NISMOバージョンとなれば2モーターによる電動4輪制御技術 「e-4ORCE」の搭載は間違いないだろう。このe-4ORCEは、GT-RのアテーサE-TSで培われた技術から生み出されたものだからだ。そして出力も430psを超える可能性もある。

登場時期は未定だが、電動化時代のGT-Rへの布石となるか、要注目だ。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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