トヨタ『ミライ』500台、「パリ2024オリンピック・パラリンピック」の公式車両に

トヨタ・ミライ の「パリ2024オリンピック・パラリンピック」公式車両
トヨタ・ミライ の「パリ2024オリンピック・パラリンピック」公式車両全 5 枚

トヨタ自動車の欧州部門は9月20日、フランスで2024年夏に開催される「パリ2024オリンピック・パラリンピック」の公式車両に、燃料電池車の『ミライ』(Toyota MIRAI)500台が導入されると発表した。

水素を燃料とする500台のトヨタ・ミライは、ゼロエミッションフリートとして、パリ2024オリンピック・パラリンピックの期間中、運行される予定だ。トヨタはパリ2024オリンピック・パラリンピックに、100%電動化された乗用車を導入することにより、大会におけるCO2排出量を「ロンドン2012」や「リオ2016」と比較して、50%削減する目標を掲げている。

現行ミライには、高出力・高効率のモーターを搭載する。欧州仕様の場合、最大出力は182hp、最大トルクは30.6kgm。これにより、0~100km/h加速は9秒と、従来型から0.6秒短縮。最高速は175km/hに到達する。

出力を向上させたにもかかわらず、燃費も引き上げた。WLTP複合サイクルにおける水素の消費量は、19インチホイール装着車が0.79kg/100km、20インチホイール装着車が0.89kg/100km。従来型の0.94kg/100kmから向上している。

燃費の向上と3つの水素燃料タンクの合計容量が4.6kgから5.6kgに増加したことで、航続は欧州仕様の場合、650kmに到達する。従来型に対して、30%拡大した。また、水素補給のプロセスは、5分以内で完了する、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  2. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  3. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  4. 同じレートでも違う? 直巻きスプリングで乗り味が激変する理由~カスタムHOW TO~
  5. 今、ヨーロッパで一番売れているコンパクトSUV!ルノー『キャプチャー エスプリ アルピーヌ』とプチヴァカンスへPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る