[カーオーディオ DIY]サブウーファーボックスは“強度”が命! それを獲得する方法

「サブウーファーボックス」が搭載されたオーディオカーの一例(製作ショップ:パラダ<福井県>)。
「サブウーファーボックス」が搭載されたオーディオカーの一例(製作ショップ:パラダ<福井県>)。全 3 枚

カーオーディオ機器を自分で取り付けてみたいと考えているドライバー諸氏に向けて、それを行おうとするときのコツをさまざま紹介している当コーナー。現在は、「サブウーファーボックス」の製作手順を説明している。今回は、「補強」について解説していく。

【画像全3枚】

さて前回は、「サブウーファーボックス」の組み上げ方を説明した。その中で、ボックスの6面の板のすべてを一気に組み上げず「バッフル面(サブウーファーを取り付ける面)」だけを残して組み上げるべきだと説明した。なぜならば、内部に「補強」を入れたいからだ。

というのもこれまでも何度か説明してきたように、「サブウーファーボックス」には高い“強度”が求められる。“強度”が低いと、「サブウーファー」を鳴らしたときに「ボックス」も共振してしまうからだ。共振すれば何らかの異音を発する。それが「サブウーファー」の鳴らす超低音を曇らせる。そうなったらむしろマイナスだ。

それを防ぐには“強度”アップの策を講じる必要があり、その1つとして「補強」を実行するべきなのだ。さて、「補強」はどのように行うと良いのかというと…。

「補強」の実行方法はさまざまある。まずは、「三角形の補強材」が使われることが多い。「ボックス」を組み上げる際に使ったMDFの板のハギレがあればそれを利用して、直角二等辺三角形の板を切り出そう。そしてそれを、「ボックス」内部の角にボンドで、場合によっては木ネジも使って装着していく。

また角材を用意して、それを板と板の接合部分に装着するのもアリだ。そしてさらには、角材を「ボックス」内部の長さに合わせて切り出しそれを柱として組み入れても良い。柱は「ボックス」の内部の空間の長さとまったく同じに切り出す必要ありその点では難易度が高いが、それができれば柱は「補強」としてかなり有効だ。

このような「補強」を実行することで、「サブウーファーボックス」の完成度が上がっていく。できる限りの「補強策」を実行し、より高性能な「サブウーファーボックス」を組み上げよう。

今回は以上だ。次回以降も「サブウーファー」ボックスの製作におけるコツの解説を続行する。お楽しみに。

《太田祥三》

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