【F1 カタールGP】レッドブル・ホンダのフェルスタッペンが3年連続ワールドチャンピオンを獲得

F1カタールGP
F1カタールGP全 11 枚

カタールの首都ドーハ郊外のロサイル・インターナショナル・サーキットで開催されたF1第18戦カタールGPのスプリントレースで、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2位でフィニッシュし、3年連続ワールドチャンピオンを決めた。

カタールGPは今シーズン4度目のスプリントレースフォーマットで開催された。10月6日(金)にフリー走行と決勝レースの予選が行われ、7日(土)にスプリントレースの予選と19周のスプリントレース、そして8日(日)に57周の決勝レースが行われるスケジュールとなる。(いずれも現地時間)

スプリントレースの予選ではルーキーのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)がポールポジションを獲得。ランキングトップのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は3番グリッドとなった。フェルスタッペンはスプリントレースを6位以上でフィニッシュすればチャンピオンを獲得できる状況。最終的にフェルスタッペンは2位でフィニッシュし、見事3年連続ワールドチャンピオンを決めた。優勝したのはピアストリで、F1決勝レースでの優勝記録は付かないが、ルーキーイヤーで見事優勝を獲得した。

カタールGPの決勝レースでは、タイヤとコースの相性からタイヤが壊れる可能性があるとの判断で、急遽1つのタイヤの最大使用周回数は18周に制限すると決められた。57周走行するので、タイヤ交換2回では3周足りない。したがって全てのドライバーが3回以上のピットストップを行う必要がある。

決勝レースのポールポジションを獲得したのはフェルスタッペン。スタートで2位争いをするメルセデスの2人が接触し、ルイス・ハミルトンがリタイヤする波乱があったが、フェルスタッペンは堂々の走りでトップを快走。タイヤ交換を制限ギリギリまで伸ばし最後の交換を残り6周で行ったが、フェルスタッペンがコースに戻ると違うタイヤ交換戦略を行ったピアストリとランド・ノリス(マクラーレン)が5秒以内の差に迫っていた。しかしフェルスタッペンは後続に迫られることなく、最後にはファステストラップも記録して今季14勝目を飾った。

2位はスプリントレース優勝のピアストリ、3位はノリス。そして1周目にハミルトンと接触し順位を落としたジョージ・ラッセル(メルセデス)が、素晴らしい追い上げで4位フィニッシュを飾った。

■ペレスはペナルティで10位、角田15位、ローソン17位

ホンダRBPTパワーユニットを搭載するレッドブルとアルファタウリの4人のうち、フェルスタッペンはポールトゥウィンを決めたが、他の3人は苦しいレース展開となった。セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)はパワーユニット交換でピットスタート。追い上げを図り9位でチェッカーを受けたが、コース外走行があったとしてタイム加算ペナルティを受け、最終結果は10位となった。

角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は11番グリッドからスタート。一気に8位まで順位を上げ、その後も素晴らしいバトルをみせたが、早目のタイヤ交換戦略が裏目に出て最終的に15位でフィニッシュ。17番グリッドからスタートしたリアム・ローソン(アルファタウリ・ホンダ)は、違うタイヤ交換戦略で戦い、一時は角田の前に出る場面もあったが、最終的に17位でフィニッシュした。

次戦、F1第19戦アメリカGPは、10月20日から22日(現地時間)の日程で、サーキット・オブ・ジ・アメリカズを舞台に開催される。

■カタールGP決勝レース結果

1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
3.ランド・ノリス(マクラーレン)
4.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
5.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
6.フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)
7.エステバン・オコン(アルピーヌ)
8.バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
9.周冠宇(アルファロメオ)
10.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
11.ランス・ストロール(アストンマーチン)
12.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
13.アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)
14.ケビン・マグヌッセン(ハース)
15.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
16.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
17.リアム・ローソン(アルファタウリ・ホンダ)
以上完走

--.ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
--.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
--.カルロス・サインツ(フェラーリ)

《藤木充啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る