DS 4 にEV、航続700km以上 2024年以降に設定へ

DS4 の E-TENSE
DS4 の E-TENSE全 10 枚

DSオートモビル(DS Automobiles)は10月5日、 Cセグメントハッチバックの『DS 4』に2024年以降、EVを設定すると発表した。

DS 4のEVは、DSが属するステランティスの次世代モデル向け車台「STLA ミディアム」をベースとした初のEVになる。最大で蓄電容量98kWhの大容量バッテリーを搭載し、1回の充電での航続は700km以上を可能にしている。STLAミディアムは、ひとつのプラットフォームで、C/Dセグメントの複数のブランドの乗用車、クロスオーバー、SUVに使用できる柔軟な設計が特長だ。ステランティス電動化戦略を加速させるために、欧州を皮切りに、世界の複数の工場への導入を計画している。

DSオートモビルは電動化を加速している。電動化を戦略の中心に据えており、2019年からEVを販売している。EVは『DS 3 E-TENSE』、プラグインハイブリッド車(PHEV)は、『DS 4 E-TENSE』、『DS 7 E-TENSE』、『DS 9 E-TENSE』をラインナップ。これにより、現行DSの全モデルに電動パワートレインが用意され、2023年前半にはヨーロッパでの新車販売台数のおよそ50%を占めている。

現行DSの電動モデルのうち、DS 4 E-TENSE の「E-TENSE 225」のPHEVパワートレインは、直列4気筒ガソリンターボエンジン(最大出力180hp)に、電気モーター(最大出力110hp)、「e-EAT8」トランスミッションを組み合わせて、システム全体で225hpのパワーと36.7kgmのトルクを引き出す。動力性能は0~100km/h加速が7.7秒だ。蓄電容量12.4kWhのバッテリーを搭載する。これにより、EVモードの航続は、最大62km(WLTP複合サイクル)に到達している。

DS4のEVは、ステランティスのイタリア・メルフィ工場で生産される予定だ。1990年代に開設されたこの工場は、ナポリとバーリの間に位置するバジリカータ州に位置する。さらに、DS4のEVに続いて、DSオートモビルの2番目のモデルが、メルフィ工場で組み立てられる予定だ、イノベーションの最前線に立つDSブランドは、「フォーミュラE」への参戦を継続しながら、加速度的に100%電動化を進めていく、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 8人乗りのフォルクスワーゲン登場! 選択肢広がるミニバン『マルチバン』
  2. 雨音もロードノイズも低減! 車内静音化のスゴ技とは[音の専門店が頼りになる理由]
  3. “効く”のか、“効いた気になる”のか? アーシングの真実と電気系リフレッシュ術~カスタムHOW TO~
  4. 「これぞBMW」「グリルはこれくらいが…」BMWの新型シューティングブレーク、そのデザインに反響
  5. 1位は「電動アシスト自転車」1000kmの走行距離、パンクレスタイヤで注目…土曜ニュースランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  2. 【調査レポート】ベトナムにおけるモビリティ市場調査~13社(四輪・二輪)の最新動向~
  3. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
  4. スバル『BRZ』、エンジン改良で安全性強化…332万2000円から
  5. 世界唯一のマッスルEV『チャージャー・デイトナ』に4ドアセダン登場
ランキングをもっと見る