シトロエン『C3』新型、小型クロスオーバーEVとして登場…航続320km

シトロエン E-C3
シトロエン E-C3全 20 枚

シトロエンは10月17日、新型コンパクトEVの『E-C3』(Citroen E-C3)を欧州で発表した。

写真:シトロエン E-C3


◆シトロエンの新デザイン言語を初めて導入

第4世代の欧州向け『C3』のEVとして登場したのが、E-C3だ。シトロエンの新デザイン言語を導入した最初の市販モデルで、フレッシュかつ明確な主張を持った小型クロスオーバー車に生まれ変わった。

2022年のシトロエン『OLI』コンセプトで初めて披露されたこの新デザイン言語は、垂直方向と水平方向の要素を大胆かつテクニカルに対比させているという。フロントでは、より背が高く、より垂直な顔つきの中央に、大きな楕円形の「シェブロン」が配置された。その両側には、建築のパラメトリックデザインから着想を得たグロスブラックのグリルが配されている。

新デザインの前後ライトもOLI譲りだ。ブレードのように見える縦型レンズ1枚と横型レンズ2枚を備えており、ユニークな3段階のライティングシグネチャーが特長になる。短く、高く、水平なボンネットは、彫刻された表面を持つ。垂直なフロントマスクと対照的で、車両にボリュームを与えている。ボディサイズは全長4010mm、全幅1760mmmとコンパクトさを維持している。

シトロエン E-C3シトロエン E-C3

◆バッテリー容量の20%から80%まで充電する時間は約26分

EVパワートレインのモーターは、最大出力113hpを発生する。オートマチックトランスミッションとの組み合わせにより、0~100km/h加速は約11秒、最高速は135km/hの性能を可能にした。都市部や郊外での日常的な走行や交通に対応するのに、充分なパワーとパフォーマンスを発揮するという。

シトロエンが属するステランティス初のコスト効率の高い「BEVネイティブ」プラットフォームには、蓄電容量44kWhの「LFP(リン酸鉄リチウムイオン)」バッテリーを搭載する。1回の充電での航続は、最大320km(WLTPサイクル)に到達する。

出力100kWのDC急速充電に対応する。バッテリー容量の20%から80%まで充電する時間は約26分だ。また、バッテリー容量の20%から80%まで充電する時間は、標準的な出力7kWのAC充電で約4時間10分、出力11kWの場合は約2時間50分。標準付属のモード3ケーブルを利用すれば、自宅でも外出先のAC充電設備にアクセスできる。このケーブルは、単相7.4kWまたは三相11kWのウォールボックスで充電できる。

シトロエン E-C3シトロエン E-C3

◆ 新しい内装コンセプト「C-Zen ラウンジ」採用

インテリアデザインに新たな基準を打ち立てるために、E-C3には、革新的で広々、装備が充実した「C-Zen ラウンジ」を採用した。従来のダッシュボードを刷新し、高いレベルの快適性を追求している。

C-Zenラウンジの導入により、前席の乗員は、大きなウィンドスクリーンと車両全体にグラフィカルに広がる水平基調のトリム、そしてシトロエンらしい縦型エアベントによって、大きなアーチを覗き込んでいるかのような、すっきりとした視界を得ることができるという。トリムは上下2つに分かれており、上側にはテクニカルな要素を、下側には心地よいファブリックで包まれた「ソファデザインスタイル」の要素を持たせた。

E-C3には、伝統的なインストルメントクラスターがない。 その代わりに、ダッシュパネル上部とフロントガラス下部の間の光沢ブラック部分に、車両情報を映し出す新しい「シトロエン・ヘッドアップ・ディスプレイ」が初めて採用された。このスマートなソリューションにより、従来のヘッドアップディスプレイとインストルメントクラスターの情報が重複することはなくなり、ドライバーは前方から目を離すことなく、必要なすべての主要情報にアクセスすることができるという。

シトロエン E-C3シトロエン E-C3

◆アドバンスド・コンフォート・サスペンションに新スタイルのアドバンスド・コンフォートシート

クラス最高の快適性の実現を目指して、E-C3には、高い評価を得ている「シトロエン・アドバンスド・コンフォート」サスペンションに、新スタイルの「シトロエン・アドバンスド・コンフォートシート」を初めて組み合わせた。

航続320kmのE-C3は、欧州の多くの市場において、ベース価格2万3300ユーロ(約370万円)で発売される予定だ。装備の充実した「You」と「Max」の2つのバージョンが用意されている。

航続を200kmに抑えたE-C3は、2025年に追加される予定だ。こちらのベース価格は、2万ユーロを切る1万9990ユーロ(約315万円)を想定、としている。

《森脇稔》

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