マテル×トヨタGAZOOレーシング、環境問題を学ぶ出張授業を小学校で開催

カーボンニュートラルワークショップ
カーボンニュートラルワークショップ全 8 枚

玩具メーカー米国マテル社の日本法人であるマテル・インターナショナルは10月11日、トヨタGAZOOレーシング(TGR)と合同で特別出張授業「カーボンニュートラルワークショップ~未来はどんな乗り物ができるかな~」を名古屋市立東桜小学校にて実施した。

マテルは世界で初めてカーボンニュートラル認定を取得したブロック「メガブロック グリーンタウン」シリーズを発売するなど、子どもの頃から遊びを通じて環境問題を考えるきっかけを提供してきた。一方、トヨタはカーボンニュートラル社会の実現を目指し、さまざまな技術開発に取り組んでおり、その一つとして、走行時にCO2を発生しない「水素エンジンカローラ」でスーパー耐久シリーズに参戦を続けている。今回、「未来を担う子どもたちに、カーボンニュートラルについて考えてもらうきっかけをつくりたい」との思いをともにする両社が協力し、7月に続く2回目の特別出張授業を実施した。

当日は2つのパートに分け、小学6年生2クラスを対象に授業を実施。1時間目はTGRの佐々木雅弘選手、中山雄一選手、水素エンジンカローラチーフエンジニアの坂本尚之氏、エンジン開発担当の藤倉圭佑氏が講師となり、「カーボンニュートラル」や水素エンジン車などの「新しいクルマ」などについて学んだ。水素エンジンはガソリンの代わりに水素を燃やしてエネルギーを得るエンジン。水素を化学反応させて発電した電力でモーターを回して走るFCEV(燃料電池車)と異なり、水素を燃料として直接燃やす環境性能に優れたクルマだ。このほか、ガソリン以外にも様々なエネルギーで走るクルマを開発していることが紹介され、子どもたちは講師の話を真剣に聞き、また、講師からの問いかけに対して積極的に自分の意見を伝える場面もみられた。

2時間目は、マテルでのカーボンニュートラルの取り組みについて学び、実際にマテルが発売しているメガブロックを使用して、環境を考えた「未来の乗り物」を作成するグループワークを実施。子どもたちは活発に意見を出し合い、それぞれが考えた未来の乗り物を発表した。

マテルとTGRは今後も、特別授業の実施を通じ、子どもたちが自分の未来を考え、地球環境問題について理解を深めることに貢献していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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