BMWの主力SUV『X3』は内燃機関もまだまだ進化! ホイールベース延長で快適性さらに向上か

BMW X3 次期型プロトタイプ(スクープ写真)
BMW X3 次期型プロトタイプ(スクープ写真)全 12 枚

BMWは現在、主力クロスオーバーSUV『X3』次期型の開発に着手している。2024年前半にも登場するとみられる次期型、その最新プロトタイプからディテールが見えてきた。

【画像全12枚】

SUV攻勢を強めるBMWは2023年、『X5』と『X6』のフェイスリフトを発表したわずか数か月後に新型『X2/iX2』をワールドプレミア。次期型X3を立て続けに投入することでSUVラインアップを一新する。

◆ホイールベース延長で快適性向上か

次期型X3はICE(内燃機関)とBEV、2種類のバージョンが登場する。BEVの『iX3』は新たな電動車プラットフォーム「Neue Klasse」を採用すると予想されているが、ICEは従来の「CLAR」をアップデートしたものとなる。つまり車名的には同じでも中身はまったく違うクルマになるということだ。これは同じBMW傘下のMINIにも当てはまる。

今回捉えたプロトタイプはICE版のX3だ。ディメンションの大きな違いは、次期型ではホイールベースが延長されること。ボディサイドを見ると伸びやかなスタイリングが確認できる。フロントフェンダーの上部を覆うボンネット、大型化されたフロントフェンダー、正方形に近いキドニーグリルなどは、新型『X1』と似たものになりそうだ。

そんな中、もっとも差別化されるのが前後LEDだ。X1のLEDデイタイムランニングライトは2つの逆L字が配置されているが、X3ではL字型に。また「X」をモチーフにしたLEDテールライトはX1よりかなりインパクトが強い。

今回は2台のプロトタイプを捉えたが、ナンバー「3996」はホイールも小さく、リアにエキゾーストパイプが隠れておりエントリーグレードと思われるが、後部のみ撮影されたナンバー「4161」は、堂々たる円形クワッドエキゾーストパイプをインストール。高性能モデル「X3 M40i」の後継となる「X3 M50i」と思われる。

キャビン内は延長したホイールベースを活かし、より快適な室内空間を実現するだろう。コックピットには12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと14.9インチのセンターインフォテインメントシステムを組み合わせた、最新の曲面デジタルダッシュボードディスプレイが搭載されるとみられる。

ICE版X3のパワートレインは、マイルドハイブリッドシステムを備えた2.0リットル直列4気筒エンジンをベースとしながら、M50iでは3.0リットル直列6気筒エンジンが残る可能性が高い。すべてのパワートレインにマイルドハイブリッドまたはプラグインハイブリッド(PHEV)を組み合わせると思われる。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. セナのF1マシンにインスパイア、12台限りのロータス『エミーラ』が公開…IAAモビリティ2025
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. スバル『レガシィ』生産終了、米工場から最終モデルがラインオフ…36年の歴史に幕
  4. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
  5. 日産『マイクラ』新型、全車EVで約320万円から…英国で予約開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る