BMW M 最強の電動SUVは748馬力、『XM』に「レーベル・レッド」…ジャパンモビリティショー2023出展へ

BMW XM レーベル・レッド(ジャパンモビリティショー2023)
BMW XM レーベル・レッド(ジャパンモビリティショー2023)全 21 枚

BMWは、Mブランド専用の電動SUV『XM』の高性能グレード「レーベル・レッド」を、10月25日に開幕する「ジャパンモビリティショー2023(JMS2023)」に出展する。PHEVの「Mハイブリッド」システムは748hpのパワーを発揮し、M最強の電動SUVになる。


◆0~100km/h加速3.8秒で最高速は290km/h

『XMレーベル・レッド』は、XMの頂点に立つハイパフォーマンスモデルだ。BMW Mの歴史において、最も強力な量産車となる。PHEVシステムのMハイブリッドの4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力585hp/5600rpm、最大トルク76.5kgm/1800~5400rpmに強化。電気モーターも最大出力197hp、最大トルク28.6kgmに引き上げられる。PHEVシステム全体では、748hpのパワーと102kgmのトルクを獲得する。

トランスミッションは8速Mステップトロニック。XMレーベル・レッドは、0~100km/h加速3.8秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。オプションのMドライバーズパッケージでは、最高速が290km/hに引き上げられる。

リチウムイオンバッテリーは、蓄電容量25.7kWh。EVモードでは、最大83kmのゼロエミッション走行を可能にする(WLTPサイクル)。EVモードの最高速は140km/hとした。バッテリーの充電に関しては、最大出力7.4kWのAC充電を可能にした。これにより、バッテリーを約4時間15分でフル充電できる。予測熱管理も導入されており、バッテリーを温めたり冷やしたりすることで、充電時間を短縮する。

◆「アダプティブMサスペンション・プロフェッショナル」

電子制御ダンパーとアクティブ・ロール・スタビライザーを備えた「アダプティブMサスペンション・プロフェッショナル」を採用した。長距離走行における快適性を重視したコンフォートモード、スポーツ走行に適合するボディ剛性を高めるスポーツモード、さらに、ダイナミックな走行を可能にするスポーツ・プラスモードの3種類のモードを、Mセットアップメニューから選択できる。

さらに、アクティブ・ロール・コンフォートによって直進走行時の快適性を高めるアクティブ・ロール・スタビライザー、回頭性と俊敏なレーンチェンジを可能とするMモデル初のインテグラル・アクティブ・ステアリング、Mモデル専用4輪駆動システム「M xDrive」を採用している。

Mスポーツブレーキシステムは、フロントに6ピストンの固定キャリパーブレーキ、リアにシングルピストンのフローティングキャリパーを装備した。回生ブレーキと摩擦ブレーキが正確に組み合わされている。

BMW XM レーベル・レッドBMW XM レーベル・レッド

◆外装にトロントレッドのアクセント

XMレーベル・レッドの外観は、高性能モデルらしく、専用仕上げとなる。フロントのキドニーグリル周りやディフューザーインサートなどが、トロントレッドで仕上げられるのが特長だ。

ヘッドライトは、上下2分割のツインサーキュラー&ダブルライトとし、上側にはウインカーを含むLEDデイタイムランニングライト、下側にはアダプティブマトリックス機能を採用しコーナリングライト機能も併せ持つLEDヘッドライトを配置した。

BMWのキドニーグリルは、ヘッドライトの間にレイアウトされ、外側に向かって細くし、八角形のアウトラインでダイナミックなキャラクターを強調している。さらに、暗闇で光を放ち存在感を増す「アイコニック・グロー」キドニーグリルとすることで、夜間の存在感を増している。リアは、横方向に伸びるスリムなL字型LEDライトを装備した。リアバンパー内に収められている縦に配置された六角形デザインのMデュアルエギゾーストテールパイプは、情熱的なMサウンドを奏でる、と自負する。

BMW XM レーベル・レッドBMW XM レーベル・レッド

◆ブラック+レッドのインテリア

内装は、ブラック+レッドの配色とした。ヘッドライナーとボディピラーのトリムは、ブラックで統一。レッドは、バックレストのダイヤモンド形の上部セクションと、運転席と助手席、後席のヘッドレストに使用される。 さらに、シート、インストルメントパネル、ドアトリム、センターコンソールのブラック部分には、赤いコントラストステッチを配した。エアベントにもレッドのアクセントがあしらった。

12.3インチのメーターパネルと、14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させ、運転席側に湾曲させた最新のカーブドディスプレイと「iDrive」コントローラーを採用する。Mレザーステアリングホイールや赤色のエンジンスタート/ストップボタンも装備した。後席には、Mラウンジコンセプトを取り入れている。シートには、レザーとアルカンターラの大型クッションを組み合わせた。左側のパドルシフトには、ブーストモードを示すシンボルが付く、としている。

《森脇稔》

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