メルセデスベンツの3列シート小型電動SUV、『EQB』に改良新型…欧州受注開始

メルセデスベンツ EQB 350 4MATIC 改良新型
メルセデスベンツ EQB 350 4MATIC 改良新型全 20 枚

メルセデスベンツは10月24日、小型電動SUVで3列シートも設定する『EQB』(Mercedes-Benz EQB)の改良新型の受注を欧州で開始した。ドイツ本国でのベース価格は、5万3514ユーロ(約850万円)と発表されている。

写真:メルセデスベンツ EQB 改良新型


◆1回の充電での航続は最大536kmに拡大

改良新型では、「EQB 250+」グレードのモーターが、最大出力190hp、最大トルク39.3kgmを発生する。バッテリーの蓄電容量は70.5kWh。空力性能の向上や低転がり抵抗タイヤの採用などにより、1回の充電での航続を最大536kmに引き上げた。

また、改良新型には、最上位グレードとして、「EQB 350 4MATIC」を欧州で設定する。EQB 350 4MATICグレードでは、フロントだけでなく、リアにもモーターが搭載され、電動4WDの「4MATIC」になる。前後のモーターは最大出力292hp、最大トルク53kgmを引き出す。

バッテリーの蓄電容量は66.5kWh。タイヤは235/55R 18サイズの低転がり抵抗仕様だ。 1回の充電での航続は、最大448kmを可能にしている。

メルセデスベンツ EQB 改良新型の「AMGライン」メルセデスベンツ EQB 改良新型の「AMGライン」

◆10.25インチのセンタータッチスクリーン装備

改良新型ではフロントに、新デザインのスターパターン付きブラックパネルグリルを装着した。これにより、『EQS』など、メルセデスベンツの大型EVと同イメージの表情を演出する。グリル上部には、左右のヘッドライトのデイタイムランニングライトをつなぐように、ライトバンドが配されている。

新形状のバンパーは、フロントのワイド感を強調するデザイン。ハイグロスブラックのトリムエレメントが、両サイドに組み込まれた。テールライトの内部デザインも新しい。スペクトラルブルーとハイテクシルバーの2種類の新色と、4種類の新しいアルミホイールが用意された。

室内には、10.25インチのセンタータッチスクリーンが装備された。スクリーンの表示スタイルも変更され、大型EVと共通デザインに。タッチコントロールパネルを備えたステアリングホイールも装備。USBパッケージも標準装備されている。

メルセデスベンツ EQB 350 4MATIC 改良新型メルセデスベンツ EQB 350 4MATIC 改良新型

◆最新世代の「MBUX」

最新世代の「MBUX」を採用する。ディスプレイの外観は、3つのスタイル(サブトル/スポーティ/クラシック)と3つのモード(ナビゲーション/アシスタンス/サービス)でカスタマイズできる。アンビエントライトの10色と組み合わせることで、さらなるカスタマイズが可能になる。メディア、電話、車両など、従来の機能はそのまま利用できる。操作は、タッチスクリーンまたはステアリングホイールのタッチコントロールボタンで行う。

インフォテインメントシステムは新デザインになり、性能も向上させた。これには、「ゼロレイヤー」インターフェイスも含まれる。ユーザーはサブメニューをスクロールしたり、音声コマンドを入力したりする必要はない。

Apple「CarPlay」やグーグル「Android Auto」を通じて、スマートフォンをワイヤレスで接続できるようになった。MBUXの充電機能の表示も改良。例えば、充電フラップのロックをセンターディスプレイで解除できるようになった。さらに、バッテリーのプリコンディショニングに応じて、現在使用可能なDC充電出力を表示。充電中は、航続がkm単位で表示される。

メルセデスベンツ EQB 改良新型メルセデスベンツ EQB 改良新型

◆航続を延ばすためのテクノロジー

改良新型では、航続の拡大のために、リアホイールアーチにリーディングエッジを採用した。スポイラーとして機能するリッジが、テールライトに組み込まれた。転がり抵抗を低減する235/55R18タイヤも航続拡大に貢献している。多くの欧州市場では、このサマータイヤが標準装備された。

「レンジモニタリング」機能を導入する。「MBUX」でこの機能を有効にすると、エネルギーを節約するためのいくつかのオプションが、センターディスプレイに表示される。

レンジモニタリング機能では、ECOドライビングプログラムやDAutoの選択、ECO+空調機能への切り替えなどが推奨される。状況に応じて、充電ステーションへの立ち寄り回数を減らすために、最適な速度を提案する。この速度はスピードメーターに赤い線で表示される。オプションのアクティブ・ディスタンス・アシストの「DISTRONIC」とクルーズコントロールは、システムの推奨速度に従う。推奨速度はクラウド上で素早く計算される。

メルセデスベンツ EQB 改良新型の「AMGライン」メルセデスベンツ EQB 改良新型の「AMGライン」

◆スポーティな「AMGライン」を設定

改良新型には、スポーティ仕様として、「AMGライン」が設定された。AMGラインは、メルセデスベンツの各車に用意されているスポーティ仕様だ。改良新型EQBにも、AMGラインがラインナップされる。

AMGラインは、スポーティな内外装が特長だ。フロントのブラックパネルグリルの星はクローム仕上げ。フロントバンパーは専用デザインで、両サイドに2本のスリットが入る。

インテリアには、「ARTICO MICROCUT」を使用したブラック内装が用意された。また、AMGホイールは、マルチスポークデザインとしている。

《森脇稔》

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