クルマの改革や課題解決を支える矢崎総業、ジャパンモビリティショー2023で新しい“つなぐ”技術を紹介

PR
矢崎総業ブース(ジャパンモビリティショー2023)
矢崎総業ブース(ジャパンモビリティショー2023)全 38 枚

矢崎総業は、10月26日に開幕した「ジャパンモビリティショー2023」に出展(西3・4ホール、小間番号W3201)。これまでの一貫したコンセプト “Connect to the Future”のもと、“Y.BASE、モビリティを支える。未来をつなぐ” を今回の展示コンセプトとし、未来のモビリティ社会に欠かせない存在である同社の技術、製品を紹介している。

キーワードは「Y.BASE(ヤザキベース)」

会社としての歴史は1941年、自動車用ワイヤーハーネスの製造・販売を手掛ける会社として始まった。その事業は年を追うごとに拡大し、今では矢崎グループとして電線やガス機器、空調機器、太陽熱利用機器、さらには介護、農業、環境・リサイクルなど多種多彩なビジネスを展開する総合企業へと成長している。中でも創業時からのワイヤーハーネス事業では今や世界トップクラスとなり、タコグラフ/タクシーメータ事業では日本でトップクラスのシェアを維持し続けている。

ジャパンモビリティショー2023のキーワードは「FUTURE」「GREEN」「DREAM」の3つだ。FUTURE(未来)はカーボンニュートラルなGREENかつクリーンな世界であり、そこにはDREAM(夢)がかかせない。日本のモビリティ業界はこの世界を目指して、ハイブリッド車(HEV)や水素燃料電池車(FCEV)、電気自動車(BEV)など、多岐にわたるアプローチを試みている段階にある。矢崎総業はそうしたクルマの改革を進める状況下にあっても、これまで通り縁の下の力持ちとして、土台となり、基礎となり未来のモビリティライフを支え、新たな“つなぐ”技術で応えていく考え、これが「Y.BASE」だ。

ジャパンモビリティショー2023では、そうした矢崎総業の未来へ向けた活動が誰にでも理解できる展示となっていた。

矢崎総業ブースを大きく分けると、真ん中の大型スクリーンを挟んで、向かって左手は主に体験しながらモビリティの未来が体験できるゾーンで、右手側は矢崎総業がこれまで培ってきたワイヤーハーネス技術やメータ技術などをCASE、MaaSの進展に合わせて発展させたゾーン。ブースの楽しみ方として特に順番はないが、体験コーナーは順番待ちとなる可能性もある。会場を訪れたらまずは体験できるものから入り、その間にワイヤハーネス技術について説明を受けていくのが良いだろう。

ドライバーを様々な形でサポート、デモで体験

では、展示内容を具体的に解説していこう。まずは体験コーナーから。

●次世代商用車コックピット
会場向かって左の入口付近にあり、ここではドライバーのストレスフリーを目指したアシスタンスシステムと3D映像によるワクワク感を通して矢崎総業が実現する、“近未来の配送業務”を体験できる。コックピットに乗り込むと前方に広がるビッグスクリーンを活用しながら、ヘッドアップディスプレイなどを通して効率的な配送業務の支援に役立つ次世代のHMIが展開される。この実現の背景にはコネクテッド技術によって実現するAIの活用があり、これが集荷のタイミングや効率の良い配送ルートを導き出す。

次世代商用車コックピット次世代商用車コックピット

●エージェントシステム
このシステムの目的はドライバーの孤独感を軽減させることにある。これは長年にわたり運転操作を記録するタコグラフを製造・販売してきた矢崎総業が、その経験をもとにストレスを感じない会話による支援を目指して開発。具体的には、システムに思いついたワードで呼びかけるとAIが即座に反応。状況に応じた様々なアイディアで応えてくれる。システムは人間のようなコミュニケーションや判断能力を持っており、機器操作の実行だけでなくドライバーとの対話や情報処理を行えていることに注目したい。

エージェントシステムエージェントシステム

●ドライバーモニタリングシステム
健康に起因する交通事故が増加傾向にある中で、そうした体調の急変による事故低減を目的とする。システムには赤外線カメラが備えられ、これが被験者の表情や動きを検知して体調急変の発生を判断。機能としてはウェアラブルの端末からBluetoothなどを介して情報を受信することも可能とのことだが、まずはもっとも現実的な装備として赤外線カメラによる検知を優先したという。

体調急変の予兆を捉えるドライバー見守りシステム体調急変の予兆を捉えるドライバー見守りシステム

BEVなどクルマの進化に対応する製品技術

次はブース右手にあるワイヤーハーネス技術や電動対応製品、メータ製品のコーナーについて触れたい。

●昇圧DC/DCコンバータ
バッテリーの800V化が進みつつある中で、それに対応した充電スタンドの普及には時間を要するため、現実を踏まえればまだ多くを占める400Vの充電スタンドで対応させることが最良策とも言える。そこで矢崎総業は昇圧機能により、既存急速充電器から800VのBEVへ充電を可能とするこのコンバータを開発中。DC/DCモジュール部は両面を液冷による冷却を実現することで本体の小型化も実現し、特に既存システムに搭載するだけで対応が可能になるのが最大のポイントだ。

昇圧DC/DCコンバータ昇圧DC/DCコンバータ

●EEDSソリューション
ブース右側の壁面にある大型展示物が「EEDSソリューション」。これは2030年頃を想定した近未来のBEVの姿を想定し、矢崎総業が担う高電圧・低電圧・電源製品・通信の各システムの姿を自動車のプラットフォームを模したモック上に表現したものだ。

自動運転の実現に向かうとカメラなどのセンサー類が増え、それらと高速通信するハーネス技術が欠かせない。そこには当然ながらECUとの通信も含まれ、矢崎総業としてはより各ユニットに近いところのECUの開発でも貢献していきたいとする。また、eアクスルの進化に代表されるように、各ユニットの進化が急激に進んでいる現状を踏まえ、どのソリューションが適しているか、OEMとの話し合いは日々続けられているという。

EEDSソリューションEEDSソリューション

●光コンポーネント
ワイヤーハーネスを手掛ける矢崎総業にとって、自動運転やADAS向けの高速光映像伝送技術も見逃せない技術だ。複数のカメラから送信された映像信号を光カプラで統合し、1本の光ファイバーでモニターへ伝送することが可能となる。すでに1Gbpsは量産済みで、今後は自動運転のレベル3、レベル4を視野に入れつつ、10Gbpsの光コンポーネントの開発を行っている最中とのこと。

光コンポーネント光コンポーネント

●次世代スマートメータ
ドライバーがスピードメータを好みに応じた表現へ切り替えることで、新鮮な気持ちでドライブに臨めることを狙う。スマートフォンとの連携が可能で、スマホで表示されている様々な情報をメータ上に展開でき、色や模様、フォントなども対象とする。車両基本情報は当然ながら常に表示し、動画やゲームは車両停車中か、自動運転中に行うものなる。液晶パネルを使っているため、スマホ内の写真や動画、SNSをメータ内で展開できることも大きなポイントとなるだろう。

次世代スマートメータ次世代スマートメータ

このほか、矢崎総業のブースでは、薄型メータ、6ゲージメータやデジタルタコグラフ「YDX-8」なども展示。中でも6ゲージメータは、背景を液晶表示としながらも針をLEDで光らせるなど、アナログへのこだわりを伝えてくる装備と言えるだろう。

また、中央の展示ブースは自動車を模したモックアップと大型スクリーンを設置している。MCとスクリーン上のキャラクター「BEV」が互いにやり取りをしながら、未来のモビリティ社会を支える矢崎総業の技術を紹介する(時間は約7分)。

矢崎総業ブース(ジャパンモビリティショー2023)矢崎総業ブース(ジャパンモビリティショー2023)矢崎総業 ジャパンモビリティショー2023 特設サイトはこちら

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ピックアップトラックの荷台に、積載型キャンピングキャビン「INFINITY 01」発表…Moon Star Export
  2. ダイハツ『ロッキー』が3列7人乗りSUVに!?「ロッキースペース」登場の可能性は
  3. 日産『プリメーラ』、EVで約20年ぶりに復活…フィリピンモーターショー2026
  4. スズキ、『ジムニー シエラ GOZEL』初公開へ…6月14日「ジムニーサンライト2026」
  5. 8月から車検が変わる…ヘッドライトの「黄ばみ」に注意! DIYよりプロに相談
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. 自動車メーカーの体験拠点、5タイプで整理…都心ショーケースから大型複合まで
  3. ダイフク、520億円の成長投資でマザー工場再開発とドイツ企業買収…2030年に売上高1兆円へ
  4. ボルボカーズ、2028年以降の車両にアプティブのGen 8レーダー採用へ…悪天候や複雑な市街地でも高精度センシング
  5. 中国勢にも対抗する競争力のあるSDV開発に必要なものとは…アステモサイプレモス 木村篤仁氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る