ダイムラーの大型EVトラック、航続400km…量産開始

ダイムラートラックの新開発のEV大型トラック、フレートライナー eM2
ダイムラートラックの新開発のEV大型トラック、フレートライナー eM2全 5 枚

ダイムラートラック(Daimler Trucks)は10月30日、新開発のEV大型トラック、フレートライナーeM2』の量産を米国で開始した、と発表した。

この新開発のEV大型トラックは、ダイムラートラック傘下のフレートライナーブランドから北米で発売される予定だ。フレートライナーeM2は主に、配送業務と個人宅配サービスを対象に開発された。

eM2には、独自の完全統合型EVパワートレインを搭載する。その合理的な設計により、電気モーターと2速トランスミッションを駆動軸に組み込むことで、エネルギーコストを最小限に抑えている。

航続は、2種類のバッテリー容量オプションによって異なる。シングルモーターモデルは、最大出力190hpのモーターと、蓄電容量194kWhのバッテリーを搭載し、1回の充電での航続は最大290kmに到達する。

一方、デュアルモーターモデルは、最大出力255hpのモーターと、蓄電容量291kWhのバッテリーを搭載し、1回の充電で最大400kmの航続を可能にしている。

安全面では、アクティブ・ブレーキ・アシスト、テールゲート警告、全速度対応のアダプティブ・クルーズ・コントロール、車線逸脱警告、インテリジェント・ハイビーム、サイドガード・アシストを搭載する。また、eM2には、バッテリーの状態、充電状況、エネルギー使用量をリアルタイムでモニタリングできる最新のコネクティビティを採用する。このコネクティビティにより、効率的なルートプランニング、エネルギーの最適化、走行後のデータ分析が可能になり、全体的なエネルギー効率を向上させることができる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ほぼ未使用」のスーパーカー20台、匿名バイヤーに一括売却へ その総額は…
  2. HKS、スバル・トヨタ車向け限定ステアリングの受注期間を大幅延長 2026年1月まで
  3. マツダの新型SUV『EZ-60』、すでに予約は4万台超! 南京工場から出荷開始
  4. “番狂わせ”の都市対抗野球、トヨタ自動車初戦で敗退、三菱自、スバルは2回戦へ[新聞ウォッチ]
  5. VW『カリフォルニア ビーチ』新型、第3世代のキャンピングカーを欧州発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る