モノづくり、現場力を充電インフラ整備に生かすテラモーターズ【特集 EV充電インフラビジネス最前線】

モノづくり、現場力を充電インフラ整備に生かすテラモーターズ【特集 EV充電インフラビジネス最前線】
モノづくり、現場力を充電インフラ整備に生かすテラモーターズ【特集 EV充電インフラビジネス最前線】全 1 枚

11月22日に開催予定のオンラインセミナー「EV充電インフラビジネス最前線~5社の取組み~」では、国内主要CPOやサービスプロバイダー、インフラ事業者を迎えて政策課題にもなったEV充電インフラ整備とそのビジネスについて語ってもらう。

5社の中で自治体での充電ネットワーク整備に強いのが「テラチャージ」を展開するテラモーターズだ。直近でも10月に東京都の都有施設(都営公園の駐車場)における「テラチャージ」の導入が発表された。他にも千葉県酒々井町、愛知県新城市、大分県杵築市などへの公共施設への充電器設置が発表済みである。都道府県のカバー数では46に上る。

自治体での強みと同社の戦略について、セミナーのスピーカーでもある徳重徹氏(テラモーターズ 取締役会長)に話を聞いた。

――テラチャージは、先般の東京都へのテラチャージ導入の発表など、サービス開始以来自治体での導入に強みがあるように見受けられます。なにか秘訣みたいなものがあるのでしょうか。

自治体向けに特化している意識はありません。マンションや商業施設などにも積極的に提案を行っています。テラモーターズは、インドや東南アジアでの電動バイク事業を手掛けるなどハードウェア、モノづくりのノウハウを持っている会社です。充電アプリなど、ソフトウェアも自社で手掛けているので、ハードソフトともに提供できるという強みを活かすようにしています。

もうひとつは「どぶ板営業」と言っていますが、地道に足で稼ぐ営業戦略でしょうか。ハードソフト両方の知見があり、自治体との交渉といった現場力もこの戦略には欠かせません。

――ハードウェアについては電動バイクなどの実績からわかります。ソフトウェアや現場力についてもう少し詳しく教えていただけますか?

私自身が起業家として複数の会社を経営しています。そのひとつに建築DXの会社があります。建築関係のデジタル化の支援、システム開発や導入を展開する会社です。ここの人材とノウハウをテラモーターズにも活用することでソフトウェアやデジタル化の強みとしています。建築分野のノウハウは、インフラ整備において大いに役立っています。


《中尾真二》

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る