メルセデスAMG GT 4ドアクーペ、V8搭載車を改良…表情変化

メルセデスAMG GT 63S 4MATIC+4ドアクーペ の改良モデル(欧州仕様)
メルセデスAMG GT 63S 4MATIC+4ドアクーペ の改良モデル(欧州仕様)全 10 枚

メルセデスベンツは10月31日、高性能4ドアクーペのメルセデスAMG GT 4ドアクーペ』(Mercedes-AMG GT 4 Door Coupe)のV8搭載車を欧州で改良すると発表した。

改良モデルでは、フロントマスクを変更した。AMG専用グリルの下のエアインテークがワイド化されている。フロントバンパーの両サイドには、縦型のエアダクトが組み込まれた。これらのデザイン変更は、新型メルセデス『AMG GTクーペ』のモチーフを取り入れたものだ。ボディカラーには、新色のオパライト・ホワイト・メタリックが追加されている。

電動サンルーフと「EASY PACK」テールゲートを標準装備した。後席の間には、ワイヤレスのスマートフォン充電が標準装備される。デジタルマルチメディアシステムの「MBUX(メルセデスベンツ ユーザーエクスペリエンス)」は刷新され、AMG専用に新設計されたディスプレイと、カスタマイズが可能な機能を備えている。

「Burmester」サラウンド・サウンド・システムを標準装備した。オプションでBurmesterのハイエンド3Dサラウンド・サウンド・システムが選択できる。「ドルビーアトモス」が新たなサウンド体験を実現しているという。

パワートレインは、直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンを、2個のターボで過給したユニットだ。このエンジンは、最大出力585hp/5500~6500rpm、最大トルク81.6kgm/2350~5000rpmを引き出す。

トランスミッションは、9速の「AMGスピードシフトMCT 9G」。駆動方式は4WDで、AMGパフォーマンス仕様の4MATIC+となり、駆動トルクの可変配分が可能だ。0~100km/h加速は3.4秒で駆け抜け、最高速は310km/hに到達する。

さらなるパフォーマンスを求める顧客には、「S」仕様を用意する。この「63S 4MATIC+」では、直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンの最大出力が639hp/5500~6500rpm、最大トルクが91.8kgm/2500~4500rpmへ引き上げられる。0~100km/h加速3.2秒、最高速315km/hの優れた動力性能を実現した。

また、アダプティブ・アジャスタブル・ダンピングを備えた「AMG RIDE CONTROL+」エアサスペンション、アクティブ・リア・アクスル・ステアリング、電子制御リアアクスルディファレンシャルロック、「MULTIBEAM LED」ヘッドライトが装備されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  2. 第3世代e-POWERの日産『キャシュカイ』が無給油で英国縦断! その実力に日本導入への期待高まる
  3. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  4. 【ボルボ XC60 ウルトラB5 新型試乗】大胆緻密なマイチェンが証明する、ベストセラーであり続けている理由
  5. ウィラーエクスプレス、2026年春から高卒採用を開始…免許全額会社負担、独自のキャリアプランを発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る