【SUPER GT第8戦】au TOM'S GR Supraの坪井翔と宮田莉朋が2連勝でチャンピオンを獲得

チャンピオンを獲得した坪井翔(中央)と宮田莉朋(右)、左は伊藤大輔チーム監督
チャンピオンを獲得した坪井翔(中央)と宮田莉朋(右)、左は伊藤大輔チーム監督全 13 枚

栃木県・モビリティリゾートもてぎで5日、今シーズンの最終戦となるSUPER GT第8戦の決勝レースが行われ、三つ巴のチャンピオン争いの中、#36 au TOM'S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)が優勝してチャンピオンを決めた。

【画像全13枚】

前戦の優勝でランキングトップに躍り出た坪井翔/宮田莉朋(#36 au TOM'S GR Supra)が69ポイント。千代勝正/高星明誠(#3 Niterra MOTUL Z)が7ポイント差の2位、福住仁嶺/大津弘樹(#16 ARTA MUGEN NSX-GT)が16ポイント差の3位で、この3チームのドライバーがチャンピオン獲得の権利を持って最終戦に臨んだ。

予選では逆転チャンピオンを狙う#3 Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)がポールポジションを獲得し1ポイントを加算。2番手に#17 Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)がつけ、ランキングトップの#36 au TOM'S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)が3番手につけてきた。ランキング3位の#16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)は9番手と低迷。最低でも優勝するしかチャンピオン獲得の権利がない福住と大津は、かなり厳しい状況となった。

決勝レースは63周。スタートでは5番手の#23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が4位に浮上。トップ3は順位が変わらず、序盤はそのままの順位でレースが進んだ。仮にこの順位でゴールすればNiterra MOTUL Zの千代と高星がチャンピオンを獲得するが、23周目、2位のAstemo NSX-GTと3位のau TOM'S GR Supraはコース半周に渡ってサイドバイサイドのバトルを展開し、V字コーナーでau TOM'S GR Supraが2位に浮上してきた。これでau TOM'S GR Supraの坪井と宮田が、1ポイント差でチャンピオンを獲得する位置に躍り出た。

優勝して、あとはau TOM'S GR Supraが順位を下げるしかチャンピオンが獲得できない千代と高星のNiterra MOTUL Zは、なんとかトップをキープ。坪井と宮田のau TOM'S GR Supraは3位に8秒近い差をつけチャンピオンの座をほぼ確実にしてきた。

そんな中、残り11周となったところで雨が降り出し、一気に緊張感が増してきた。そして残り6周となった58周目、トップのNiterra MOTUL Zが濡れた路面に足元をすくわれスピン、コースアウト。コースに復帰はしたものの、ポイント圏外まで順位を落としてしまった。これでau TOM'S GR Supraはトップに浮上。そのままチェッカーフラッグを受け、堂々の優勝でチャンピオンを決めた。

坪井は2021年に続き2度目のチャンピオン、宮田はGT初チャンピオンで、スーパーフォーミュラとの2冠を達成した。

2位はMOTUL AUTECH Z、3位はAstemo NSX-GT。以下、#1 MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)、#8 ARTA MUGEN NSX-GT(野尻智紀/大湯都史樹)、#14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)と続き、チャンピオン争いをしていた福住と大津の#16 ARTA MUGEN NSX-GTは12位、千代と高星のNiterra MOTUL Zは13位だった。

■GT300クラスは埼玉トヨペットGB GR Supraの吉田広樹/川合孝汰がチャンピオン

チャンピオン争いは吉田広樹/川合孝汰(#52埼玉トヨペットGB GR Supra GT)が70ポイントでトップ、20ポイント差の2位に堤優威/平良響(#2 muta Racing GR86 GT)がつけ、この2チームのドライバーがチャンピオン獲得の権利を持って最終戦に臨んだ。

muta Racing GR86 GTは逆転チャンピオンに向けて見事ポールポジションを獲得し、堤と平良は1ポイントを加算してトップと19ポイント差に。埼玉トヨペットGB GR Supra GTは7番手からのスタートとなったが、チャンピオン獲得条件は、埼玉トヨペットGB GR Supra GTの吉田と川合は1ポイント(10位)でも獲得すればチャンピオン。逆に堤と平良は優勝しかチャンピオンを獲得する権利がない状況だ。

muta Racing GR86 GTは逆転チャンピオンに望みを残すべく序盤はトップを走行したが、16周目に#88 JLOCランボルギーニGT3(小暮卓史/元嶋佑弥)に抜かれ2位に転落。埼玉トヨペットGB GR Supra GTは安定した走りで、最終的に7位フィニッシュ。吉田と川合がともに初チャンピオンに輝いた。

優勝したのは#88 JLOCランボルギーニGT3で、GT500クラスでは何度も優勝していた小暮が、GT300クラス初優勝を獲得。元嶋はGT初優勝を飾った。

2位は#65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)、3位は#6 DOBOT Audi R8 LMS(片山義章/ロベルト・メリ・ムンタン)。以下#31 apr LC500h GT(小高一斗/根本悠生)、#96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)、#56リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(JP・デ・オリベイラ/名取鉄平)と続き、muta Racing GR86 GTは優勝するために様々なチャレンジを行ったが実を結ぶことができず、9位でフィニッシュした。

■SUPER GT第8戦もてぎ、GT500クラス決勝結果(トップ10)

1. #36 au TOM'S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)
2. #23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)
3. #17 Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)
4. #1 MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)
5. #8 ARTA MUGEN NSX-GT(野尻智紀/大湯都史樹)
6. #14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)
7. #39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)
8. #19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)
9. #37 Deloitte TOM'S GR Supra(笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)
10. #100 STANLEY NSX-GT(牧野任祐/木村偉織)

■SUPER GT第8戦もてぎ、GT300クラス決勝結果(トップ10)

1. #88 JLOCランボルギーニGT3(小暮卓史/元嶋佑弥)
2. #65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)
3. #6 DOBOT Audi R8 LMS(片山義章/ロベルト・メリ・ムンタン)
4. #31 apr LC500h GT(小高一斗/根本悠生)
5. #96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)
6. #56リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(JP・デ・オリベイラ/名取鉄平)
7. #52埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)
8. #18 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/小出峻)
9. #2 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)
10. #61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)

《藤木充啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ23車種、ガソリンが漏れるおそれ…6月掲載のリコール記事まとめ
  2. スズキ『カプチーノ』復活の可能性!…軽規格を維持、FRレイアウトも継承か
  3. ホンダ23車種・3364台をリコール 低圧燃料ポンプ交換作業に不備
  4. 三菱『パジェロ』新型のデザインはこうなる! 公式発表は2026年秋予定
  5. 発表秒読み?…ホンダ『フィット』7月改良、4グレード構成に刷新か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. セキュア開発における脅威分析【自動車セキュリティ解説 第2回】
  2. 次世代圧電材料向け、「多能性中間膜」の量産化をJSTが支援…Gaianixxが開発
  3. BMW工場にヒューマノイド「Figure 03」導入…フィジカルAIで全身協調制御
  4. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
  5. バックミラーは「銀座4丁目」だった…電子ミラー最大手「ジェンテックス」が握る車内センシングの主導権
ランキングをもっと見る