ボルボカーズ、EVによる双方向充電を手がける新事業を設立へ

ボルボ EX90
ボルボ EX90全 10 枚

ボルボカーズ(Volvo Cars)は11月2日、EVによる双方向充電など、エネルギー貯蔵と充電に関連する技術とサービスを手がける新事業「ボルボカーズ・エナジー・ソリューションズ」を設立すると発表した。

双方向充電は、EVがバッテリーの余剰電力を送電網に還元することを可能にする技術だ。ピーク時の送電網のバランスをとり、化石燃料で発電された電力の使用を減らすのに貢献する。ボルボカーズの新しいフラッグシップEVでSUVの『EX90』は、双方向充電と太陽光発電によるエネルギー貯蔵を可能にするハードウェアとソフトウェアを搭載した最初のボルボ車になる。

2030年までに完全なEVメーカーになることを目指しているボルボカーズは、今後数年間で数百万台のEVを販売する計画だ。ボルボカーズは、2020年代半ばまでにEVの総バッテリー容量が約50GWhに達すると見込んでいる。

ボルボカーズのEVから得られたデータによると、欧州における1日の平均的な走行距離で使用される電力は、10kWh以下。これは、他の目的に利用できるバッテリー容量が充分に残っていることを意味しているという。


《森脇稔》

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