『ティグアン』新型、VWの新デザイン言語を提示…受注を欧州で開始

フォルクスワーゲン・ティグアン 新型
フォルクスワーゲン・ティグアン 新型全 10 枚

フォルクスワーゲンは11月6日、小型SUV『ティグアン』(Volkswagen Tiguan)の新型の受注を欧州で開始した。ドイツ本国でのベース価格は、3万6600ユーロ(約590万円)と発表されている。

3世代目となる新型には、表情豊かなデザインを採用し、エアロダイナミクス性能も引き上げた。フォルクスワーゲンの新しいデザイン言語を導入する。フロントはフラットなLEDヘッドライトと水平ストリップを組み合わせて、力強さを表現した。前面空気抵抗を示すCd値は、0.33から0.28に改善。リアには、横長のLEDストリップを配している。

新型ティグアンには、HDヘッドライトが初めて搭載された。新型は、新開発の「IQ.LIGHT HD」マトリックスヘッドライトを装備して発売される最初の「MQB」モデルになる。このインタラクティブなライティングシステムは、ブランド最上位SUV『トゥアレグ』改良新型向けと並行して開発された。そのため両SUVは、ヘッドライトの基本デザインを共有している。

新型ティグアンのインテリアには、新しいコンセプトとデザインを採用した。高水準の素材と仕上がりを追求する。さらに、新しいコックピットは、直感的に使用でき、密接に統合され、クリーンでスマートなデザインとなっている。

新型ティグアンには、新世代のコックピットとインフォテイメントシステムを採用した。新しいデジタルコックピットは、反射防止コーティングが施されたタブレット型の横長デジタルメーター、最大15インチのインフォテインメントスクリーン、新しいヘッドアップディスプレイなどで構成されている。

有機ELディスプレイを内蔵した「マルチファンクション・ドライビング・エクスペリエンス・スイッチ」が装備された。この新しい小型スクリーン付きロータリーコントロールは、ドライビングメニューやオーディオの音量、照明の色などをコントロールするのに使用する。新しいIDAボイスアシスタントを使えば、自然な言葉で車両やインフォテインメントのさまざまな機能を調整することができる、としている。

《森脇稔》

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