待望の新型ドゥカティ『スクランブラー』が日本上陸! オリジナルデザインの「アイコン」は10台限定で発売

Ducati Scrambler Launch Party
Ducati Scrambler Launch Party全 67 枚

ドゥカティの新型『スクランブラー』シリーズが2023年10月14日より発売開始。第2世代となる新型モデルには「アイコン」、「フルスロットル」、「ナイトシフト」が設定されており、各モデルが独自のスタイルで存分に表現されている。新型スクランブラーは先代から約70%も設計がアップデートされ、進化したパフォーマンスと新たなデザインを採用した。

◆バイクの枠を超えたローンチパーティー、特別限定モデルも同時発表

Ducati Scrambler Launch PartyDucati Scrambler Launch Party

新型スクランブラーは、2023年10月14日より国内で発売開始。それを記念して東京タワーRED TOKYOにて、10月25日にローンチパーティーが開催され約150名の招待客が会場へ足を運んだ。

パーティー冒頭には、ドゥカティジャパン代表のマッツ・リンドストレーム氏より挨拶が行われ「とにかく全力で楽しみましょう!」という力強いメッセージで会場は笑顔に包まれた。さらに今回のイベントのためにイタリアから来日したのは、スクランブラー担当ヘッドのロッコ・カノーサ氏。同士による新型スクランブラーのプレゼンテーションが行われ、特徴や進化したポイントが詳しく解説された。

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さらにファッションパートナーであるBEAMSのプロデュースによるバイカーズファッションショー、クリエイティブを担当したデザインユニットGOO CHOKI PAR(グーチョキパー)をゲストに招いたトークセッションが開かれるなど、バイクからファッション、アートの分野に跨った内容のイベントとなった。

さらに「GOO CHOKIPAR」デザインのオリジナルカラーキットを装着した新型スクランブラーアイコンが初お披露目され、全国10台限定で抽選販売されると発表された。

◆アイコニックなスタイルを継承しつつ、約70%は新設計の第2世代モデル

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新型スクランブラーには新たにライド・バイ・ワイヤが搭載さており、それによってライディング・モードの変更が可能になった。「Road」と「Sport」2種類のモードが選択でき、オプション装備としてクイック・シフトが搭載されている点も注目だ。

また、ステアリングアングルをわずかに増加したことにより、取り回しや市街地走行における扱いやすさや、乗り心地の改善もなされている。新たにデザインされたホイールのサイズは、フロントが18インチ、リアが17インチを採用。

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新型スクランブラーのドライビングに大きな影響を与えるのが軽量化だ。従来型と比べ、全体で4キロの減量に成功。シャシーの刷新、トレリスフレームやエンジンも軽量化が施された。さらにメインフレームとリアフレームを分離することで、よりスポーティーなフィーリングを実現した。

スタイルは「次世代のフリーダム」という設定で、モダンなイメージを表現している。中身の進化と共に、先代を継承しつつデザインを刷新した。

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たとえば、スクランブラーに特徴的な4分割デイタイム・ランニング・ライト(DRL)を備えた丸形ヘッドライトはフルLED化。象徴的な「X」のモチーフを維持しながら、デザインはよりシャープに変更。フルLEDのリアライトも、クラシックで認識しやすい半円形状を維持しながら進化している。またエグゾーストの取り回しも大きく変更。ヘッド部分を回転させることで、エンジンが完全に露出するスタイルとなっている。

◆【アイコン】 最大の特徴は豊富なカスタマイズ性とコントロール重視の乗り味

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ベースモデルとなる「アイコン」の特徴は、まずその豊富なカスタマイズ性が挙げられる。フェンダー、ホイール・タグ、フロント・ヘッドライト・カバーなどのカラーパーツは交換可能。また、標準の3色('62イエロー、スリリング・ブラック、ドゥカティ・レッド)に加えて、6色が追加され(アクセサリー・キットとして入手可能)、合計9色のカラー・ラインナップを設定する。これらをライダーの好みに応じてカスタマイズできる。

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シートも新設計され、先端部分を絞り込み流れるようなラインを備えた形状となっているのが特徴。加えてアイコンのハンドルバーは、より低くライダーに近い配置に。これはバイクのコントロール性が向上に付与するとのこと。乗り味自体もアイコン特有のものとなっている。

◆【フルスロットル】ドゥカティレッドに存在感抜群なトラック・レーサー仕様

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「フルスロットル」はスポーティーなキャラクターを全面に表現したモデル。そのスタイルは、米国のフラット・トラック・レースにヒントを得ている。

スポーツルックのシートカバー、専用カラー「GP19レッド/ダーク・ステルス」、エグゾースト・ヒートシールド、ブラック仕上げのフロント・サイドカバー、ショート・フロントフェンダー、リアフェンダーレス仕様、アロイホイールのレッドタグ、公道走行可能なテルミニョーニ製サイレンサー、ドゥカティ パフォーマンス製LEDターンシグナルなど多くのアイテムが装備されている。その存在感はスクランブラーでも唯一無二のスタイルだ。

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アクセサリーとして、スポーティなシングルシートの外観を備えた、ロッソGP19シートカバーも用意されている。また、オプション装備のクイックシフトが標準装備されているのも特徴だ。その他にもバリアブル・セクション・ハンドルバーの装着で、ライディングポジションは、アイコンと比較してよりスポーティーなものとなっている。

ちなみにサイドに配置された「62」番のゼッケンは、初代スクランブラーがデビューした1962年からインスピレーションをうけて採用された。

◆【ナイトシフト】クラシカルでエレガント、現代流のカフェレーサースタイル

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「ナイトシフト」はクラシカルでエレガントなスタイルが特徴のモデル。ロッコ氏も「ブルーとブラウンを組合せた伝統的なカラーリングで、クラシックなスタイルと合わせてとても気に入っている」とプレゼンテーションでコメントしていた。

カフェレーサースタイルのシートやステッチとダークレザー・シェードもしくは光沢/マットカラーの組み合わせでクラシカルなディテールを表現している。

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ナイトシフトはフルスロットルと同様に、サイドゼッケンプレート、ショートフロントフェンダー、リアフェンダーレス仕様、ブラック仕上げが施されたアルミニウム製パーツ、コンパクトなLEDターンシグナルを装備する。

ネブラブルーのカラーリングに、ブラック仕上げのスポークホイールは他のシリーズとは一線を画す雰囲気を与えている。また、先代モデルのナイトシフトと同様、フラットなバリアブルセクションハンドルバー、カフェレーサースタイルのバーエンドリアビューミラーを装備しているのも特徴だ。

ドゥカティの中でもファンの多いスクランブラー。「アイコン」「フルスロットル」「ナイトシフト」と、より魅力的になった3ラインナップに進化したに違いないだろう。

《レスポンス編集部》

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