[カーオーディオ 逸品探究]定番ハイエンドスピーカー、カロッツェリア『1000RSシリーズ』の強みとは…

カロッツェリア・TS-Z1000RS
カロッツェリア・TS-Z1000RS全 5 枚

カーオーディオ市場にさまざまある“逸品”と呼ぶべき製品を毎回1つ1つ取り上げ、各機の“逸品”たるゆえんから魅力までを紐解いている当シリーズ。今回は、ロングセラーを続ける国産ハイエンドスピーカー、カロッツェリアの『1000RSシリーズ』に焦点を当てる。

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◆幅広くスピーカーを擁する「カロッツェリア」。その頂点に君臨するのが『1000RSシリーズ』!

さて、「カロッツェリア」をプロデュースしているのは「パイオニア」だが、同社はご存知のとおり昭和のオーディオブームの頃には“御三家”の1つとして人気を博し、当時からスピーカーにも強みを発揮していた名門だ。ゆえに「カロッツェリア」のスピーカーにも、そのDNAが脈々と受け継がれている。

かくして「カロッツェリア」は現在も、カースピーカーをエントリーモデルからハイエンドシリーズまで幅広く展開し、多くの愛好家に親しまれている。その製品展開の層の厚さは、大手国産カーエレクトロニクスブランドの中で随一だ。

そしてその豊富なラインナップの頂点に君臨しているのがこの、『1000RSシリーズ』だ。

ちなみに『RSシリーズ』は2000年代以降、現行機も含めて計4シリーズが世に送り出された。まず『1RSシリーズ』が2006年に発売され、同年に『10RSシリーズ』も登場を果たす。そしてその翌年に早速『1RSシリーズ』が“ll”へと進化。『1000RSシリーズ』は、それに続いて2011年に新登場した。

ところで『10RSシリーズ』のみミッドウーファーは13cmだ。つまり『RSシリーズ』は長く2ライン展開となっていた。しかし現在は、『1000RSシリーズ』に1本化されている。

カロッツェリア・TS-S1000RSカロッツェリア・TS-S1000RS

◆ラインナップは計3モデル。2ウェイキットに加え、スコーカーとサブウーファーも用意!

では、製品ラインナップを紹介していこう。『1000RSシリーズ』は計3アイテムで構成されている。まず、17cmセパレート2ウェイスピーカーである『TS-Z1000RS』(税抜価格:28万円)があり、それ以外は単品モデルだ。その1つが6.6cmミッドレンジ(スコーカー)『TS-S1000RS』(税抜価格:12万円/ペア)で、もう1つが25cmサブウーファー『TS-W1000RS』(税抜家格:12万円/1個)だ。

なお、ツイーターとミッドウーファーの単品販売はされていない。なので2ウェイをマルチアンプシステムにて鳴らそうとするときでも、パッシブクロスオーバーネットワーク付きの2ウェイコンポーネントキットを購入する必要がある。そして3ウェイを組もうとするときには、そこにミッドレンジを買い足せば良い。ただし、3ウェイに対応するパッシブの用意はない。ミッドレンジはアクティブクロスオーバーにて鳴らされる前提となっている。

ところで「カロッツェリア」は、もう1つハイエンドスピーカーラインを持っている。それは『PRSシリーズ』だ。で、同ブランドはさらにカスタムフィットスピーカーも3グレード用意しているのだが、そのうちのトップグレードとなる『Vシリーズ』は、この『1000RSシリーズ』の技術を踏襲して作られている。そして『Cシリーズ』と『Fシリーズ』は『PRSシリーズ』のコンセプトを受け継いでいる。というわけで「カロッツェリア」はカー用スピーカーを、グローバルモデルを除き2系統持っている。

カロッツェリア・TS-W1000RSカロッツェリア・TS-W1000RS

◆各ユニットに独自の技術を注入! サブウーファーもハイコストパフォーマンスを発揮!

次いでは、『!000RSシリーズ』に注入されている技術について説明していこう。まずツイーターでは、振動板が独特だ。「デュアルアークリングダイヤフラム」と名付けられたそれは形状が特長的で、口径もツイーターとしては少々大きめな30mm。結果、低域側の再生限界が拡大されていて定位感の向上も果たされている。

ミッドウーファーも振動板に特長がある。一体型二層構造のクロスカーボン振動板が採用され、原音に忠実でかつワイドレンジな再生を可能としている。またフレームは、無共振化が徹底追求され剛性も高められた亜鉛ダイキャスト製で、駆動部には広帯域にわたって優れたドライブ能力を発揮する高性能磁気回路(外磁型)がおごられている。

ところでサブウーファーの『TS-W1000RS』も、根強い人気を誇っている。コストパフォーマンスの高いハイエンドサブウーファーという定評があり、『1000RSシリーズ』のスピーカー以外のさまざまなハイエンドスピーカーと組み合わされている。サウンドコンテストの会場でも、フロントスピーカーには海外モデルが使われていながらサブウーファーは当機という車両も多々見かける。

安心して使える、そして広いジャンルの音楽を高精細に、リアルに、さらには原音に忠実に再生できるハイエンドスピーカーを探しているのなら、『1000RSシリーズ』も候補に成り得る。要注目。

《太田祥三》

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