MINI カントリーマン 新型、予約受注開始…価格は489万円より

MINI カントリーマン 新型
MINI カントリーマン 新型全 5 枚

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は11月21日、コンパクトSUV、MINI『カントリーマン』新型の予約受注を開始した。納車は2024年第1四半期以降を予定している。


カントリーマンは『クロスオーバー』の名称で2011年、日本におけるMINI 4番目のモデル、初のコンパクトSUVとして誕生した。2017年には2代目に進化。3代目となるカントリーマン新型は、名称を従来のクロスオーバーからカントリーマンに変更。今後ラインアップされるMINI次世代モデルの第1弾モデルとして登場するカントリーマン新型は、エクステリアおよびインテリアデザインを刷新するとともにサイズアップ、よりSUVらしく、力強さを向上させている。

価格は1.5リットルガソリンターボ搭載の「カントリーマンC」が489万円、2リットルディーゼルターボ搭載の「カントリーマンD」が509万円。2リットルガソリンターボ搭載の4輪駆動モデル「カントリーマンS オール4」が566万円、高性能モデル「ジョンクーパーワークス カントリーマンが667万円。

MINI カントリーマン 新型MINI カントリーマン 新型

◆大胆で洗練されたエクステリア

カントリーマン新型は、ソフトなボリューム感と正確に削り取られたエッジの組み合わせが特徴的。複雑な輪郭を描いた八角形のフロントグリルが、グラフィカルで印象的なフロントマスクを生み出している。

ヘッドライトはフロントのエクステリアデザインを印象付けるデザインであるとともに機能も充実している。アダプティブライト、ハイビームアシスタントを標準装備するとともにされたLEDヘッドライトには、MINIらしい遊び心を表現した機能も導入。シグニチャーライトは、フロントおよびリアライトの点灯方法を3つのパターンから選択でき、その日の気分でカスタマイズできる。Welcome/Goodbyeライトは、車両のキーを持った状態で車両に近づいたり離れたりすると、フロントおよびリアのライトが点滅。まるで車が挨拶をするかのようなMINIらしい機能だ。

サイドデザインはミニマルな外観でありながら力強い存在感を放つ。特徴的なデザインのCピラーは車両後部のルーフラインを支えると同時に、車体全体に垂直方向の存在感を印象付け、さらにブラックルーレールの装備により引き締まった印象を与えている。

リアは、全体を縁取る縦型のリアライトとクリアな表面が特徴的なデザインとなっており、ワイドなスタンスと直立的な力強いデザインを強調している。

MINI カントリーマン 新型MINI カントリーマン 新型

◆爽快感に満ちたインテリア

温かく広々とした印象を与えるインテリアは、完全にデジタル化。ステアリングホイール背後のメーターパネルを廃止し、すべてのコンテンツをヘッドアップディスプレイおよび円型有機ELセンターディスプレイに映し出す。

大型の円形センターディスプレイは直径240mmの高品質ガラスを使用。高感度タッチ機能を装備し、スマートフォンのような直感的な操作を実現している。メインメニューでは、各機能がウィジェットとして横並びに配置され、スワイプやタッチで操作。メーターパネルとしての機能のほか、AR機能付きナビゲーションシステム、メディア、電話、エアコンディショナー、各種設定等々、すべての操作を一括して円形有機ELディスプレイで実施する。

シンプルでスポーティなインテリアは、余分なものを削ぎ落とし、巧みにデザインされた高品質なコンポーネントによって前方視界が開け、広々とした室内空間を実現。また、広々としたカーブを描くダッシュボードには、温かみのある布地を連想させる新素材を初採用。センターコンソールにあったパーキングブレーキスイッチ、ギアセレクターレバー、エンジンスタート/ストップボタンなどはセンターディスプレイ下のトグルスイッチエリアに集約。前席周りの空間が広がり、モダンかつスタイリッシュな雰囲気を醸し出している。

さらにインテリアの雰囲気を一変させるMINIエクスペリエンスモードを全車標準装備。ダッシュボード上に最大7パターンの光のグラフィックを投影させることで、光のパターンとアンビエントイルミネーション、新機能のMINIドライビングサウンドによりインテリア全体の印象が変化する。各モードのデザインは好みに応じて選択可能。パーソナルモードでは、お気に入りの画像をディスプレイの背景に設定できる。ビビッドモードでは流れている音楽のカバーアートの色に合わせたライトエフェクトを25色の中から自動選定し、ダッシュボード上に投影する。

◆幅広いニーズに対応するパワートレイン

パワートレインは各モデルで異なり、カントリーマンCは1.5リットル直列3気筒直噴ターボガソリンエンジン(最高出力156ps/最大トルク230Nm)を、カントリーマンDは2リットル直列4気筒直噴ターボディーゼルエンジン(最高出力150ps/最大トルク360Nm)を搭載する。

カントリーマンS オール4は最高出力204ps/最大トルク300Nmを発揮するパワフルな2リットル直列4気筒直噴ターボガソリンエンジンを搭載。オールタイム4輪駆動システム「オール4」を組み合わせ、あらゆる路面での安定性と悪路の走破性を高め、SUVとしての機能性を高めている。

高性能モデルのジョンクーパーワークス カントリーマンは最高出力316ps/最大トルク400Nmを実現した2リットル直列4気筒直噴ターボガソリンエンジンを搭載。オールタイム4輪駆動システム「オール4」に加え、専用チューニングのスポーツサスペンション、コーナリング時のトラクションとハンドリング性能を向上させるエレクトロニックディファレンシャルロックコントロール(EDLC)、パフォーマンスコントロールを備えたダイナミックスタビリティコントロール(DSC)を採用。あらゆる路面での安定性と悪路の走破性を高めるとともに、サーキットでも優れた運動性能を発揮する。

なお、トランスミッションは全モデル7速DCTを採用する。

MINI カントリーマン 新型MINI カントリーマン 新型

◆ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能をMINI初搭載

カントリーマン新型は、MINIモデルとして初めてハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能を搭載する。この機能は高速道路での渋滞時(時速60km以下)にて、ドライバーが前方に注意するとともに直ちにハンドルを確実に操作することができる状態にある場合、一定の条件下にて、ステアリングから手を離しての走行が可能。ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する。

また、高性能カメラ&レーダーおよび高性能プロセッサーにより精度と正確性が向上した、最先端の先進安全機能ドライビングアシストプロフェッショナルを標準装備。アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)およびレーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロストラフィックウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能などを装備する。

さらに標準装備となるパーキングアシスタントプラスには車両周りの状況が確認できるサラウンドビュー機能、並列および縦列駐車を容易にするパーキングアシスト機能に加え、リバースアシスト機能を採用。車両が時速35km以下で直前に前進したルートを最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることができる。細い道での対向車とのすれ違いに困った際など、安全かつ正確に元のルートに復帰できる。

カントリーマン新型は、車載カメラを使用した全方向(前後&左右)記録可能なドライブレコーダーも標準装備する。車両後方の映像もウィンドー越しではなく直接撮影するので、あおり運転等の危険運転車両と遭遇した際に、車両のナンバーも鮮明に記録。サイドのカメラで幅寄せの映像記録にも対応する。また、前方カメラを使ってドライビング中に美しい景色を記録することもできる。

◆パーソナルアシスタントがドライバーをサポート

カントリーマン新型は、最新のインテリジェントパーソナルアシスタントを搭載。AI技術を活用することで、音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となる。今までの音声入力と異なり、より自然な会話に近い言葉で、ドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを起動可能にするほか、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習し、長く乗り続けるほどドライブにおける真のパートナーとしての役割を担ってくれる。

インテリジェントパーソナルアシスタントは「Hey MINI(ヘイ・ミニ)」と呼びかけるか、ステアリングホイールのトークボタンを押すことで起動。ナビゲーション、電話、ラジオ、空調管理など、主要な機能を操作可能。音声操作によるコミュニケーションは、円型有機ELセンターディスプレイ上に、グラフィック、テキスト、アバターからなるアニメーションの形で表示される。


詳細画像 https://response.jp/article/2023/11/22/376925.html

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ブリヂストン史上最長、約13万kmの走行保証…新タイヤ「トランザ エバードライブ」米国発売
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. BMWの18車種2万台にリコール…火災に至るおそれ
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. アウディ『Q3』新型がシャープなデザインに進化、6月16日デビューへ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る